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はるおかりの, 夏目レモン / 小学館文庫キャラブン! (5件のレビュー)
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総合評価:
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megumi33
このレビューはネタバレを含みます
一巻より更に読み応えがあった。 若き皇帝の妃嬪たちが次々に懐妊するという朗報が届いたものの、彼女たちが身籠ること数日で難産の末に産んだのは妖気漂う奇怪な石でしかなかった。 この怪異の謎解きと解決のために、皇太后美鳳は再び皇帝に請われて後宮入りする。 折しも地方では大規模な蝗害が起き、深刻な事態を招いていた。 皇帝天凱は蝗害平定のため、自らが赴く。美鳳は後宮、天凱は地方でそれぞれが事件解決に奔走するが、実は両者は凶后に関わる妖の起こした一つの事件であった。 とても美しいシーンが随所にあり、戦いの凄まじさもあるのだが、同時に幻想的で綺麗だと感じた。 宋祥妃の秘められた過去も新たに分かり、この作品は主役もさることながら、脇役が実に良い味を出していると改めて思った。 美鳳と天凱の関係はどうなるのか? 互いを想い合うこころが報われる日が来るのか? 期待しながら、続きを待ちたい。
投稿日:2023.08.13
fattycatlover
廃妃シリーズ2作目。 離宮に戻り心穏やかに暮らそうとしていた美凰は、 天凱の妃たちが懐妊し6日で黒い石を産んだことで、 後宮に呼び戻される。 天凱は発生した蝗の害を鎮めるため、 地方へ行かなければならず、 代理を務める異母兄の白遠は敵なのか味方なのか、善人なのか悪人なのか…。 母も母の親族という後ろ盾をなくし、 後宮の中だというのに貧しく生きていた白遠の笛の音に気づき、 おばの凶后にとりなしたのは美凰だった。 その美凰に複雑な思いと抱く白遠、と相変わらずどろどろしている。 さらには、 黒い石の正体は、凶后のそばに仕えた双子、 実のところの明器(使い魔)が体を取り戻そうとするものだったが、 明器には妖鬼と明器の二つの体があるとか、 皇族が体に持つ素鵲鏡にできることは天凱の持つ晟烏鏡にもできるとか、 とにかく設定が難しすぎる。 面白くないわけじゃないんだが。
投稿日:2023.06.06
みゆき
3人のいろいろな想いがよんでいてすごく辛い いつか幸せになる日は来るのだろうか 出産したら石が出てくるとか、本の中のことだけど痛いし恐ろしいし想像するだけで冷や汗出てくる 家の雑草を抜いている時にた…またまバッタが飛んできて、この内容を思い出して焦った笑 しばらくバッタは見たくない! 内容はすごく面白かった続きを読む
投稿日:2023.03.23
煌
巻数は無いけど前作の続刊 またしても後宮での怪異と地方の蝗害が重なり奔走する皇帝天凱と皇太后美凰 不死の呪いを持つ美凰への加虐的な描写は健在……痛ましく残虐 美凰の腕が切り落とされるわ片足は妖魔に喰い千切られるわのスプラッター でも生えてくる(不死なので) 刑罰の種類にも詳しくなれる 天凱の義兄も出てきて、動機もありそうに進むので惑わされましたが、やっぱり黒幕はあの人 血筋的には義兄弟、親戚同士の3人だけれど、美凰は先帝に嫁いだため伯母と甥(たち)という関係 また、天凱は既に後宮で妃嬪たちを妻にしているので、純粋な恋愛物語は皆無なのも特徴 全員救われなさが凄い まだまだ黒幕が滅しないので、続くと思う いつか美凰に安らかな生涯と死を迎えさせてあげたいシリーズ
投稿日:2022.12.25
ロカ
続きだとはおもってませんでした。 しかし業の深そうな話になっていたなぁ。 中華の刑罰は本当にスプラッタで苦手だ。
投稿日:2022.08.07
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