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花村萬月 / 光文社 (7件のレビュー)
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りょう
戦国の世、信長、秀吉、家康を裏で操るのはビッグバンより生き続ける美しき吸血鬼。姫のキャラは物語シリーズの忍野忍を想起させる。やりようによってはもっと面白くなった気がする。惜しい。
投稿日:2023.02.25
稲石浩司
戦国末期の伝奇小説。 著者のこれまでの戦国歴史小説は、エロスとバイオレンス、主人公の心情、新しい考察で面白かったです。 残念ながら、本作は伝奇歴史小説として前半は面白かったですが後半はハチャメチャの…荒唐無稽で、オチもひねられておらず途中で投げ出したような感じでした。 たまたま、田沢湖に行ってきたばかりなので多少興味を持って最後まで読み切りましたが、本当に残念作でした。続きを読む
投稿日:2022.11.13
kojirok1222
花村萬月の戦国物といえば道三を描いた「くちばみ」があるが、本書はさらに吸血鬼物でもある。 中盤のキリストと出会うまでの展開は緊迫感もあり面白いが、明らかにされる姫の正体や終盤の対決はやや荒唐無稽。 … ユダよりキリストを低く見る立場は「百億の昼と千億の夜」を思い起こす。続きを読む
投稿日:2022.09.03
bauasano
颱風と火事により、壱岐の儺島(おにやらいじま)の支倉は壊滅する。 ただ一人生き残った網元の利兵衛は、颱風によって漂流してきた巨大な南蛮船に乗り込むが無人だった。 その船底に多くの棺が並んでいて、「異国…人の死体らしきもの」が収められている。 さらに一際目立つ黄金の棺を開けると「赤ん坊らしきもの」が横たわっていて、思わず利兵衛が抱き上げると同時に「赤ん坊らしきもの」は息を吹き返す。 利兵衛は「赤ん坊らしきもの」に『姫』と名付け、何故か自らの指を切り裂き、己の血を『姫』に吸わせながら、今後娘として育てることを決意する。 その後『姫』は見る間にこの世のものとは思えぬ程の麗しき美女に成長し、利兵衛との関係は父と娘の関係を超えて男と女となり、そしてお互いは強い絆で結ばれて行く。 やがて二人は島を出ることとなり、後に『姫』の摩訶不思議なチカラで信長、秀吉、家康を天下人に導くのだが、その真意は⋯⋯。 物語が進むにつれ、利兵衛は『姫』から多くの「真」を学ぶことにより、『姫』は人間を遥かに超えた大きなチカラを擁した存在であることを悟る。続きを読む
投稿日:2022.08.09
Take
西尾維新の物語シリーズのキスショット、平野耕太のドリフターズ、半村良の妖星伝を混ぜ合わせてエキスを抽出した感じとでも言えばいいのか…面白くない事はないんだけどどこか物足りない…令和の今、花村萬月がこの…物語を描く意図は那辺にあるのか…続きを読む
投稿日:2022.07.25
ichiroh0157
乱世上等 実に面白い!本のお題は姫、読み進めるに従いトントンと七五調の如く読み進めることが出来た。姫は今もこの世に姿を変えて生きているのかななんて考えたり、まあ楽しく読了。
投稿日:2022.07.13
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