又吉直樹 / 角川文庫 (67件のレビュー)
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総合評価:
thutomu
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パーソナルな作品
明らかに作者をモデルとしたと分かる人物が登場するほか、主人公も作者の分身のように思えるし、かなりパーソナルな作品だと思う。それでも、やはり作者の文章とかは好きだな。
投稿日:2024.04.28
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タイガ
何度も読むのを挫折し、三度目の正直で読了。 読みにくさを感じさせる文章の羅列の中、最後に共感した部分もあったので良かった。 自分も親から引き継ぎたかった部分を沢山抱えた人間なもんで。
投稿日:2025.06.15
らい
又吉さんの作品大好きです。 だけどこの作品は本当に読みづらかったというか、読み進められなかった、、、、。 スラスラ読める本がいい本とは限らないんだけど、、、。 又吉さんだから、読みきれました。
投稿日:2025.05.21
じゃがいも
自分の中心で信じていたことが壊れる。自分の見る景色の真偽がわからなくなる。何を信じればいいかわからなくても、社会で生きていかなくてはならない。思い出は薄れる。記憶は曖昧な過去だし、それを乗り越えて今は…上手に生きられるようになったと思い込むこともできる。それを大人になったと表現することもできる。 本当のものを見ている人なんて本当は一人もいなくて、みんなが見たいものを見ている。みんなが不安を抱えている。各々の見ているものが違うなんて怖い。みんなと同じものを見て同じ感情を抱くことに安心する。それが真実で正義なのだと思い込む。そうやって組まれた輪は潔癖症で、異端は悪だと、悪は懲らしめなきゃと、信念を共有する連帯が生まれる。自分たちが信じる正義が壊されるのが怖いから。自分の見る景色が本当のものではないことに気づきたくないから。自分の中心を失って狂いたくないから。 何者かになろうとする。社会のなかで自分が上手く生きられている証拠として、社会のなかの自分の位置付けを規定しようとする。何者かになることで、弱い自分を支える後ろ盾を得て安心したい。 本当はみんなどこかで気づいているのだと思う。自分は何者でもなく、みんなの見ている景色はそれぞれ違い、自分が中心に抱えて信じているものはいつ崩れ去るかわからない。弱い自分が、不安に潰されながら立ち続けるために、大きなものに縋っている。 でも、自分の見る景色だって嘘ではない。自分にとっては自分の見る景色が全てだ。それが自分にとっては真実だと言ってもいい。そして、その真実を、みんながそれぞれの真実を持っていることに気づく。 何かを信じることは美しい。その何かを他者と共有できることは幸せなことだ。一方で、異なる何かを信じる他者を認めること、そして他者から自分の信じる何かを認められることはもっと美しい。同じ信念を共有し、異なる信念を認め合う。そうすることで、人は本当は弱いままで立てるのだと思う。まずは自分を認めたい。自分が何を信じているか、何を信じたいか、何を見ていて何を見ていないか、何を恐れているか、何を見ることができるか、できないか。探しながら、少しずつでも見つけながら、綺麗な景色を見つめながら、弱いまま胸を張って生きていたい。社会がすごい大きさで迫ってきて怖気付いたとしても、自分の見てきた綺麗な景色が走馬灯みたいに流れるおめでたい頭でいたい。続きを読む
投稿日:2025.01.26
KIKI
又吉直樹さんご本人のご経験と重なっている部分が多いように感じました。 YouTubeでお話になっている又吉さんの話をこの本を通してさらに深く折下げてくれたような気がします。
投稿日:2025.01.09
しゅん
又吉直樹の「火花」を読んで、その次に買った本。 ハウスという芸術を志した若者たちが住む共同住宅での事件が綴られる。 若者が持つ「何者かになりたい」という内面描写これでもかというほど書かれている。 …これが純文学というものか。 1章目のハウスで起こる事件は、恋人に関する物語であるが中々読み進めるのが億劫だった。 ハウスに出てくる登場人物のクセが強すぎて、一歩引いてしまうかもしれない。 最終章は家族愛について考えさせられた。 自分が何者かになる必要ってないのかもしれない。 続きを読む
投稿日:2024.12.25
メメント森
いよいよ又吉さんの中身を全部ぶちまけてきたな。みたいな感じでした! 影島とバーで話す場面が好き。 カスミはなんなのかよくわからなかった。 めぐみが嫌いだった。自分と同じ名前だから読むのがキツかったー!…こんな不快な情事の場面初めて読んだかもしれん。あと、前作の沙希ちゃんでも思ったけど又吉さん作品に出てくる女ってなんかちょっと抜けてて馬鹿っぽいのはなんででしょう? 長文が多いので、ところどころ簡単に読み飛ばしてしまいました。作者への冒涜になるのでもう一度細かく復習しようと思います。続きを読む
投稿日:2024.11.07
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