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名取佐和子 / 実業之日本社 (107件のレビュー)
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総合評価:
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ayuni
たまたま図書館で目についた本。 こうゆう出会いこそ、図書室や図書館の魅力。 謎解きに夢中になって、一気読み。 最後の展開回収もよかった! 「みんなで楽しむためには、みんなが楽しめる環境を整える必要があ…る」 簡単なようで難しいよね。続きを読む
投稿日:2024.03.23
manndanana
泣き崩れた… 物語のきっかけは、体育会系で本に興味が無い臨時図書委員になった主人公が所在不明な本と暗号のメモを発見するのが発端。 そこから学校の伝統やら10年前の過去やら初代生徒会長やらいくつもの要…素が絡み合って来る。 好き、本当に好き。この文章力、物語の構成のセンスから、私の脳内では容易に映像化出来てスルスル読めちゃう。入り込んじゃう。 伏線回収という仰々しいものではなく、作者の「ポケットからポロポロ小さな何かをこぼして後で拾いに行く」構成が好き。続きを読む
投稿日:2024.02.13
みおん.
このレビューはネタバレを含みます
【図書館本】名取 佐和子先生の作品を読むのはこれが初。登場人物、ベース、ストーリー、全てが完璧。谷町先生や江森さんみたいな人は本当にどこにでもいる。“みんなで楽しむためには、みんなが楽しめる環境を整える必要がある”……“みんな”とは誰か、学校関係者のにはぜひ考えてほしい。野亜高の“自由形土ダン”、私も参加してみたくなった。
投稿日:2024.02.03
cherry00
はこぶね、、ただの怖い乗り物ってだけではなかった。希望の船、俺たちの船。 野亜高校の図書室でのお話。ケストナー著『飛ぶ教室』が返却されるも、図書館内には「在」の表示。ナゼに2冊目の文庫? 引退直前に…怪我をし、高校挙げてのお祭り=体育祭にも出られなくなった花音。友だちと代わった1週間の図書委員の仕事で見つけたなぞとは? 10年前の高校生の想いをも救う出来事に発展した。続きを読む
投稿日:2024.01.30
ちぐさ
高校を舞台にした濃密な1週間。 ミステリーでもあるし 青春小説でもあるし 実際の本の紹介もあるし 色々と問題提起な部分もあって 様々な要素があるなぁと感じました。 最初の方はあまり面白いと思えず …挫折しそうになったけど 途中から面白くなって、そこからは一気読み。 物語の中で紹介された本が 巻末にまとめられてるの良かった! 「玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ」と「火星の話」を読んでみたくなりました。続きを読む
投稿日:2024.01.28
neconecoco
作者さんがゲームのシナリオライターという異色の経歴に惹かれて読んでみた。それに、本のイラストに本関連のミステリーときたらもう本好きは読んでみるしかない。 青春ってこんな感じで突き進むし感情はほとばしる…し、読んでる自分も若返った気持ちになる一方、主人公たちのある意味達観した台詞にはっとさせられることが多かった。辛い過去があることは可哀想だけど、そういった経験がこのような深く正しい信念のある人間にしていっただのだろうと思う。このまま主人公たちは正しく真っ直ぐに育ってほしいと変な老婆心で願わざる終えない(笑) そして、主人公が探す犯人(犯人という表現は正しくないかもだけど)も、その人が図書室に入ってくるまで私は分からなかった(笑)ミステリーとしても十分楽しめた。続きを読む
投稿日:2024.01.25
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