【感想】クリスマス・ピッグ

J.K.ローリング, 松岡佑子, ジム・フィールド / 静山社
(9件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
4
5
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ブクログレビュー

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  • かき

    かき

    このレビューはネタバレを含みます

    9歳のころからずっと大切にしている犬のぬいぐるみがある。その子の名前は「ファー」。毎日どこへ行くにも連れて行き、もちろん寝る時も一緒。
    時々迷子になったこともあり、ひょんなところで見つかった。
    ちゃんと失の国から手を伸ばして「ここやで」って教えてくれたのかな。
    ずっと触ってかたくなった背中、ファーの、ファーだけのにおい。それは本当に私を支えてくれた。
    DPと重ねて読んでいたので、後半はファーやその他の大切なぬいぐるみたちを寄せて、一緒に読んだ。
    ファーは今、ちゃんと生の国にいる。ずっと私のそばにいてくれてありがとう。
    これからもずっと一緒だよ。

    ----------ネタバレ----------

    僕はいつでもこの『最愛のモノの島』にいる。そして、君がクリスマス・ピッグを抱きしめるとき、僕のことも抱きしめているんだ。だってジャック、僕たちは双子なんだから。CPが感じることは僕も感じる。

    この言葉に救われた読者も多いのでは。

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    投稿日:2024.03.06

  • まるまるまるこ

    まるまるまるこ

    このレビューはネタバレを含みます

    ハリーポッターのJ.K.ローリングさん作
    子供向けの本だと思っていたが、かなりよかった!話しが進むにつれて引き込まれていった。
    権力や野望、幸福や希望なども忘れられた状態というのもおもしろかった!
    DPとお別れし、CPを迎えに行くところは本当によかった。
    クリスマス前にいい本に出会えた。

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    投稿日:2023.12.19

  • 白いヤギと黒いヤギ

    白いヤギと黒いヤギ

    「ハリーポッターシリーズ」のJKローリング書き下ろし童話。2021年10月12日初版。積読だったので、二回目のクリスマスが来る前に読んでみました。

    主人公ジャックは、小さな頃から大事にしていたダー•ピッグ(DP)を、ある事情で捨てられてしまいます。クリスマス•イブの夜、DPの替わりに渡されたクリスマス•ピッグ(CP)の協力を得て、ジャックは「失の国」という魔法世界へと足を踏み入れ、DPを探す冒険の一夜を送ります。

    "子供"はもちろん、かつて"子供だった大人"や、"子供のいる大人"なら、ジャックがどれほどDPを愛していたか、どれほど宝物だと思っているのか、伝わると思います。そのため、この物語は読む対象を制限しません。数ページでひとつの章になっているし、静山社の本はしっかりとルビが付いているので、小学校中学年以上なら、十分読めると思います。クリスマス向けに良いと思います。

    …ちょっとだけ難しいかと思ったのは、失われた"物"たちが行き着く「失の国」に、"物質"ではない『悪癖』や『幸福』『権力』などが居るところ。主人公は低学年のような設定だけど、このあたりからは中学年向けかな…と。
    でも、子どもも大人も、読んで幸せな気持ちになれるなら、ま、いっか!お薦めです。
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    投稿日:2023.11.16

  • ゐぐね(13)

    ゐぐね(13)

    私は音読して読みました。
    読むにつれて、物語の中にどんどん入っていきます。背景や、今どのような状態なのかがすごくイメージしやすくて読んでると同時に冒険している気持ちになります。
    長めの物語ですが、小学三年生から四年生ぐらいから読めそうです。
    クリスマスの時期に読んだらなお面白いと思います。
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    投稿日:2023.09.24

  • Jacky

    Jacky

    結末はだいたい予想できたけど、それでも涙が溢れてきた。
    どんな私のモノが失の国にいるのかな。
    子供達へと図書館で借りてきた本だったけど、私が1番に夢中になって読み終わった。
    読後感がとてもあったかい。

    投稿日:2022.03.24

  • ki-bo10

    ki-bo10

    子供に読み聞かせをしながら読みました。

    私はよくものを失くします。
    そのなくしたものたちが今どこの街にいるのか、
    彼ら彼女らを大切にしていたか、なかなか考えさせられました。

    ものだけではなく、その人の癖や、希望みたいなものもなくすとこの世界にくるというのが、わかるようなわからないような感じでまだ腑に落ちていません。

    読後感はとてもよかったので、小学校中学年以上の子供が自分で読むのにとてもよい本だと思います。
    読み聞かせるにはかなり長かったです。
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    投稿日:2022.01.29

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