せき越えぬ(新潮文庫)

西條奈加 / 新潮文庫
(8件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
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ブクログレビュー

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  • hongoh-遊民

    hongoh-遊民

    文庫本の表紙絵からは、時代小説の形を借りたライトノベルの様相。しかし、内容はしっかりとした小説。
    思わぬことから箱根関所の番士を命じられた「武一」と、親友の「騎市」とを中心に話が進められる。
    表題作の『関越えぬ』は、武一と呼ばれる若者が、出会った女性に一目惚れをする話し。
    2編目の『氷目付』。箱根関所の番士の武一と彼の上司の話は、現代の新入社員の物語に似通う。
    関所で起こる事件ともつかぬ出来事が3,4,5編と綴られて、最終編でにわかに一転スリリングな展開となる。
    関所番士の武一が、あろうことかある人物の関所破りを騎市から依頼される。命を賭けて、友を助ける友情物語は清々しい読後感をもたらす。
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    投稿日:2021.12.31

  • snowflake

    snowflake

    「そこがうらやましくもあり、眩しくもある。わからぬと言いながら、おまえの描く先々には、必ず望みがあるからな」

    投稿日:2021.12.23

  • tvxqhitomi

    tvxqhitomi

    202110/箱根の関所を舞台に関所役人・関所を超えようとする人達のエピソードを描いた短編連作集。主人公の「武一」こと武藤一之介が律儀で実直だけど、堅苦しさはなく能天気という性格なのも良かった。それぞれの章タイトル(せき越えぬ/氷目付/涼暮れ撫子/相撲始末/瓦の州/関を越える者)も見事。関所役人の日常描写等も面白かった。続きを読む

    投稿日:2021.11.24

  • kitarouchan

    kitarouchan

    せき越えぬ/氷目付/涼暮れ撫子/
    相撲始末/瓦の州/関を越える者

    武藤一之介 武一と呼ばれる彼は、文より武が得意。柔らかなその頭で考えながら物事に対処していく。相手の地位を横において人として付き合う姿勢には好感しかない。
    彼は友の難題にどんな対応をしていくのか……清々しくて嬉しくなった ふふふ
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    投稿日:2021.11.01

  • ロカ

    ロカ

    このレビューはネタバレを含みます

    箱根の関所。

    改めて、どうして? ここまで厳しくしなくればならなかったのか、初めて意識しましたね。

    歴史だけではわからないこともあるなぁとしみじみ。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.10.24

  • tkkl

    tkkl

    武士が主人公のお話は堅苦しそうで、どうかなと思いながら読み始めたが、武一や彼の父親と道場の師匠など身分にこだわらない人々のおかげで楽しげな会話が多く、宿場町で気軽に呑む場面も良い。
    箱根の関という、有名だが実態を見聞きしたことがあまり無かった機関が細かく描かれて興味深い。関所での少し退屈な日常業務と時々起こる小さな事件、現代のサラリーマンにもありそうな人間関係など、バランスがよく読みやすかった。
    出産を迎えた夫婦を救う「相撲始末」に心温まる。赤子だろうと女には女手形が必要とは驚き呆れた。

    友人たちも上司もそれぞれ個性的でとても魅力的。足軽の衛吉君は表彰ものだ。
    終盤の大事件に迫っていくにつれ益々目が離せなくなる。フィクションと史実の混ざり具合が絶妙なのだろうなと思う。
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    投稿日:2021.10.22

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