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内村理奈 / 平凡社 (12件のレビュー)
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みかん
60の服飾用語に対し、それぞれ一枚の絵とその拡大図がカラーで載っている(主に17〜19世紀) この本を読むと、男性もとってもお洒落だったんだなと感じる。可愛らしいくるみボタンをつけたり、首にチョー…カー巻いたり、お花柄を着たり、、、男性が黒い服で身を包むようになったのはせいぜい19世紀からだそう。もっと男性もお洒落するようになれば、街は華やかで美しくなるのに! 面白いと思ったのは、西洋では長らく女性の髪に性的な意味合いが付せられていたために、女性たちは髪を必ず結い上げたり、帽子をかぶっていたこと。そうしなければ道徳的に問題があると見做されていた。対して日本は長髪は平安時代から理想とされてきたし、今でも清楚なイメージがある。帽子に関していうと、男性にとってはマストアイテムで、命くらい重要なものだったとか。これに関しては、日本の平安貴族の烏帽子に関する認識と共通していて面白い。 続きを読む
投稿日:2023.02.22
actiolic
そうそう!その細部がガッツリ見たかったんですよ!と著者に全面同意で読み始め、知らなかった由来や仕組み、史実などを読みながら素敵な「細部の拡大」をうっとりたっぷり楽しみました。
投稿日:2022.12.16
1085kitutukee
絵画を拡大することで画家の筆運びまで感じることができる。中でも「刺繍」は圧巻だった。 ドレスで年代を推察できるなど、今後西洋絵画を鑑賞する際の楽しみが増えた。 前の時代の日常着が次の時代の礼服に昇格す…るという「プリーツ」「ローブ・ア・ラ・フランセーズ」を読んで日本の狩衣を連想し、洋の東西を問わず同じだなと面白く思った。続きを読む
投稿日:2022.11.05
petercat
服飾史から見る絵画。ロココの引用が最多だろう。ドレスの描写は、やはりマリー・アントワネットの時代の、柄や織りまで精密に描きこまれレース・リボン・花で飾られた華麗なドレスが見応えある。レカミエ夫人のシュ…ミーズドレスはもっと突っ込んでほしかった。あのペラペラで上半身むき出しの露出過多な下着ドレスの流行は異常だろう。時代は下って19世紀、服飾産業に従事したモディスト、若く貧しい女性達は娼婦同然の扱いを受けることもあったという。ボエームのミミもお針子、つまりモディストだったという指摘。 西洋絵画を見るのに知識は必須ではないだろうが決して邪魔にはならない。神話や聖書はもちろんだが、聖人のアトリビュートを知る、更にファッションや小物について知るとまた見方が変わる。続きを読む
投稿日:2022.06.04
りえぽん
それまで漠然と見知っていたものが、見方を変えることでいきなりドラマティックなものになる、というのは、特に絵画においては、中野京子の『怖い絵』で思い知った人も多いと思う。 こちらは、服飾史の視点で絵画を…見るというもの。 なんの知識もなくてもうっとりするような精緻さをもつ絵画の「お姫様のドレス」ではあるが、知識があるとより一層楽しめる。 ドレスを見れば、10年単位でその時期が特定できる、というのはなかなかに興味深い。 1つのアイテムにつき、1絵画、というのも気軽に読みやすくて良かった。続きを読む
投稿日:2022.03.08
佐賀大学附属図書館(本館)
佐賀大学附属図書館OPACはこちら↓ https://opac.lib.saga-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC08559493?caller=xc-searc…h続きを読む
投稿日:2022.02.18
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