【感想】永田町小町バトル

西條奈加さん現代版を初めて読んでみる。ほんわかした親子の物語かと思ったら女性首相かと思ったら全く違うし、キチンとした資料も膨大なものだろうし未だに始まりもしない児童問題だった。児童年金と本当に出来て欲…しいラストの展開するのも醍醐味。児童待機問題にNPOに夜間育児所を出してくる本当に起きているって事。小説よりも新書本を読んでる気分になるな、ノンフィクション だろうこの展開は。これが書きたかったんだろう、濃密なお話ですね。うん続きを読む

キャバ嬢が国家議員に！荒唐無稽なようだけれど、日本の子ども政策のお粗末さと国会に法案を通す仕組みが学べて、主人公を応援してしまう。痛快な読了感です。

子育てを援助する政策の貧困さに立ち向かう現役キャバ嬢にしてシングルマザーの国会議員・芹沢小町の物語。
国会審議の仕組みや経済政策の基礎、子ども政策の現状や保育行政の煩雑さなど詳しく書かれていて多少勉強…になった。
が、別に勉強したかったわけではなく、教科書みたいな話が延々と続いて、いつまで経っても話が面白くならないのには閉口した。続きを読む

割と世相に合っている作品で興味深かった。
少子化是正は、実は社会保障維持のためでである、と、常々思っていたが、小町も同じようなことを言っていて、なんかスッキリした。
政治って本当誰の為にあるんでしょう…ね。続きを読む

永田町でのバトルはあんまりなかったけど、平穏無事を大事にする婚家とか、匿名の隠れ蓑を纏った世間とか、色んなものに向き合いながらもブレずに真っ直ぐ歩くシングルマザーのシビアな現実。

最低限の生活を護る…国の仕組みが依って立つ価値観を再考しなきゃダイバシティは成り立たないな、とストンと納得出来る啓蒙の書でした。

小町さんもかっこいいけど、菓音ちゃんが最高に素敵です。続きを読む