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桐野夏生 / 角川書店単行本 (79件のレビュー)
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総合評価:
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白虎
遠く異国の地で主人公が模索する話。 あきらかにひねくれていた主人公のオジサンが未知のカンボジアに行き、成長していく様子が印象深かった。 「インドラネット」という題名と謎の神々しい表紙から「インドいつ出…てくるのかなー」と思っていたら最後の最後まで出てこなくて拍子抜けした。続きを読む
投稿日:2024.04.02
にゃかほ
誰を信用して誰を信用しないか決めるのは全部自分。その先には結果があるだけ。面白くて読み進めていくうちにやめられなくなり、最後まで一気読みしてしまった。最後の展開は思いがけなかった。
投稿日:2024.02.18
sagami246
主人公の八目晃は20代半ば過ぎ、IT企業の子会社で契約社員をしているが、仕事にやる気もなく、周囲からも嫌われている。高校時代の友人であり、自宅にいつもお邪魔していた野々宮空知の父親が亡くなったという知…らせを受けて通夜に行く。そこで知り合った安井から空知の姉を捜して欲しいという依頼、三輪という男から空知の妹を捜して欲しいという依頼を受ける。姉と妹を探すためには、空知を捜すべき、との二人からの依頼もあり、八目は空知捜しのために、カンボジアに出かけ、カンボジアで色々な目にあいながら、空知捜しを続ける。 前半は、八目のやる気のなさに合わせるように物語のテンポもゆるやかで、やや退屈しながら読んだ。カンボジアで色々な苦労に遭ううちに、八目も徐々に空知捜しにのめり込むこととなり、それと共に物語のテンポもあがり、最後の方は一気に読んだ。ネタバレになるので書けないが、ラストはかなり衝撃的。 カンボジアには、アンコールワットの遺跡を見に行ったことがある。シェムリアップに2泊した。カンボジアは不幸な歴史を持った国である。ポル・ポト率いるクメール・ルージュによる恐怖政治のあとは、内戦が続いた。ポル・ポト時代には、総人口の20%以上の人たちが命を落としたと言われ、また、内戦時代には国の至る場所に地雷が埋められ、それにより命を落とす、あるいは、深い傷を負う人が後を絶たなかった。アンコールワットの遺跡を見学した際も、地雷で足を亡くした人たちが物乞いをしている姿を数多く見かけた。 桐野夏生が、この物語の舞台にカンボジアを選んだのは、もちろん、この国の抱えるそのような不幸な歴史を物語の背景として使うためであり、その歴史がなければ、この物語は成立していないし、この物語が醸し出す、理不尽で怖ろしい雰囲気は生まれていない。 作家のイマジネーションがどこから生まれて、どのように物語に結ばれていくのかは分からないが、この物語は、桐野夏生がカンボジアの歴史からインスピレーションを得たのではないかと想像する。続きを読む
投稿日:2024.02.13
あかね空
ぐいぐい読みました。政情不安定と簡単に新聞には書かれるけれど、その実情の取引、騙し合い、欲望、偽善など読みやすく面白かった。 平和ボケした日本人の成長話でもある。
投稿日:2023.11.26
紫陽花
東南アジアに旅行する様子が、出会う人皆不気味で不気味で、、変な夢を見ている感覚。 終わり方は衝撃。安定に面白い。
投稿日:2023.06.14
usamoko
さすが桐野夏生って感じでグイグイ読めた。最後がいまいちだったけど、面白かった。 カンボジアの振り込め詐欺集団が出てきて、サガミはルフィーなのかっとちょっと思ってしまった。
投稿日:2023.05.09
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