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マサト真希 / メディアワークス文庫 (3件のレビュー)
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「僕と、名実ともに、夫婦になりませんか」 太白から突然の告白――!? 仕事一筋だった元会社員のあやねは、仙台の一流ホテルの御曹司、その正体は大妖怪の青年・太白の依頼で、彼と契約結婚することに。個性…的な妖怪のお客様たちに翻弄される日々を送りながら、これまで様々な困難を乗り越えてきた二人だったけれど……。 仮面夫婦で事実婚の関係を覆す告白に、あやねは――!? 契約夫婦ふたりの想いが交錯する人気シリーズ第4弾!続きを読む
投稿日:2022.05.27
ゆふぃ
このレビューはネタバレを含みます
もどかしくも微笑ましい二人ですなぁ。 キッチンカーと聞いて「まいごなふたり」が出てこないかとチラリと期待してしまったけど、世界観も危機感も違いすぎて出てくる隙間がなかった…。 あやねさんのおかあさんはいいおかあさんだなぁ
投稿日:2021.08.24
いこ
ああ、もうもどかしいことこの上ないお二人! 前から事実婚としての契約夫婦を演じている二人が両片思いであるのは分かっていたが、そこからがまたひと悶着以上あるという。 状況が状況だけに、自分たちのことが二の次になるのも分かるが、そこはちゃんと言葉を尽くして想いを確かめ合ってくれよという。 特に太白が一度「名実ともに夫婦になりませんか」と言っておきながら、途中発言を撤回するものだから、そりゃあやねさんだって混乱するよという。 ここできて、またヘタレの悪い癖が出ている。 こういう時強いのは女性陣の方である。 今回の第二ヒロインと言ってもいいであろう、白糸さんも。 この白糸さんと甚兵衛さんの年の差婚がまたよくて。 この二人も最初は契約夫婦なのだが、互いを想い合っているという点は主役二人と同じ。 白糸さんが普段男性っぽい喋りをする中で、彼の前で本音でデレたシーンは特に悶絶ものだった。 可愛い……利害関係がなくても幸せになってほしい二人である。 そんな中、晴和の攻撃は留まることを知らず。 ついにはあやねさんの母まで巻き込む事態に。 ここにきて土門さんが手出ししなくなったのには驚かされた。 ある方の命令というか懇願に従ってのことだが、これまで何だかんだ文句を言いつつも協力してきてくれただけに、「ええ?」となった。 ただ太白の成長のためには独り立ちは必要であるので、この立ち位置になったことは致し方ないのかもしれない。 つまり、この先は土門さんの協力は仰げそうにないということ。 ただどうにも親ばか感を発揮している父が裏で何かやっている気なのだが。 忠告の件も気になるが、あやねさんは逞しいから乗り越えてくれると信じている。 だってね、冒頭でじれったいとは言ったが、ようやっと「恋人」にはなれた二人なので。 太白の方は若干幸福感で壊れているけども、守りたい人が傍にいるという状態は弱みを晒すことにはなれど、それ以上に強くなれることでもあるから。 だから、大丈夫だと信じたい。 早くお家騒動が落ち着くといいのだが……
投稿日:2021.07.11
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