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周木律 / 新潮社 (11件のレビュー)
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総合評価:
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モチヒロ
このレビューはネタバレを含みます
厚労省の30歳若手官僚の話 肩書きは「係長」で部下がひとり。 あれこれ兼務がかかっていて担当範囲が広い。 部下をサボり癖と見ているので仕事が振れずに疲弊 ●男社会で生き延びる女上司(課長補佐 “ピリピリせずには仕事ができない。余裕がない。そんなの、裏を返せば能力がないことの証にしかならないだろう。 20 ●ポンコツ評価官(課長級)目田さん みなさんにとって、私は「ダメダメ」です。当然です。なぜなら、仕事は最小限しかやらないと決めているのですから。でも、それには理由があるのです。私はね、40半ばで身体をこわしたのです。 身体を壊したって、組織が補償してくれるわけではありませんから。もちろん、出世からは遠のきますけれど、それよりも健康の方が大事です。 236
投稿日:2022.11.13
Tama
いい意味でベタな小説でした 起承転結がしっかりしているというか、流れが綺麗で文体も読みやすい小説です 一刻を争う、色々な人の利害が絡み合う政治の世界の一端を目の当たりにした感じです 中松はどうなったの…かな……続きを読む
投稿日:2022.01.22
shinpapa
114厄災者が多かった作者の政治的挑戦。超エリートたちの真剣な業務遂行の一端が見えたと思いたい。次は国交省あたりを舞台に新作を頼みます。
投稿日:2021.09.16
nobu2kun
『#あしたの官僚』 ほぼ日書評 Day453 若手官僚の日常が本当にこんな様子だとすると、それは大変だなあという前半。 「「ゆとり世代直撃」なノンキャリの後輩、激烈パワハラ上司、フリーライダー同然…の先輩職員の尻拭いに追われ、国会議員からの突き上げ、関係省庁と板挟み。さらには「国民」からの苦情電話に苦悶する日々を送っていた。」という酷さ…Amazonの本書紹介文より一部引用。 小説なのでネタバレ内容は書けないが、この展開なら、こうなるのかな…で、大きくは外さない内容か。読み飛ばしてしまったのかもしれないが、意外に伏線も少なかったような気がする。 https://amzn.to/2VEnqSl続きを読む
投稿日:2021.08.08
reso100
厚生労働省の若手官僚 松瀬尊の仕事ぶりを克明に描写した物語だが、国会議員や週刊誌の記者、更には地方の知事や市長とのやり取りが楽しめた.風力発電所の影響で病気になる人が増えたという陳情が話の発端だが、当…初は松瀬だけが奮闘する状況で仕事自体に嫌気がさしてきた中で、その病気の原因らしきものが分かってきた.課長、補佐、評価官や部下らが突然強力なバックアップをしてくれるようになり、難題の解決した.最後の大臣答弁の場面が面白かった.続きを読む
投稿日:2021.07.07
Cerberus
前半は霞が関あるある、後半はファンタジー 前半では霞が関の長時間残業の原因が全パターン寸分の漏れもなく語り尽くされている(と思う) シン・ゴジラをあるある目線で楽しんだ方にはおすすめ そんな幕の内弁当的なエピソードの積み重ね(しかもリアルなので結構細部が細かい)でやや食傷気味になってきたところで、物語は急にファンタジー側に舵を切り、緊張のラストまで怒涛の展開を見せる もうこうなったらリアルにはあり得ないけど一発逆転スカッと爽やか読後感まで一直線なので、細かいことは気にせず楽しむのが吉と思う 前半がちょっと内輪ネタに走り気味で退屈になるかなぁと思ったので星4つ
投稿日:2021.07.01
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