【感想】宮廷神官物語 十二(角川文庫版)

榎田ユウリ / 角川文庫
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
9
2
3
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • 雪洞

    雪洞

    このレビューはネタバレを含みます

    一巻を読み始めたのは夏で、少しずつ読み進めて最終巻まで読み終えました。
    登場人物たちが魅力的で、最後まで面白かったです。
    私のお気に入りは櫻嵐!
    非常に男らしいけど、見目麗しい姫に私の心も奪われました。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.12.02

  • kitano

    kitano

    10年以上経つと立場や身分が変わるが、仮想敵に対する備えが昔より甘くなったと思う
    特殊な立場の登場人物に不可思議な部分を乗せすぎると感じたのは、物語終盤だから伏線が雑になったから❓

    投稿日:2022.06.22

  • まりるり

    まりるり

    このレビューはネタバレを含みます

    感動!感嘆!最高!
    大興奮の気持ちと、これで本当に終わってしまうという寂しさ。

    本編11巻分の物語で本当はおしまいで、この12巻は後から書かれた追加の物語なんですよね?(どこかでそう見かけた)

    正直なところ、1冊1冊の評価で言えばこの12巻が1番楽しかった✨
    というのも、これまでの11巻があるから。
    これまでの物語での登場上人物たちの人がら・生き方・辿った歴史、関係性などがあるからこそ、この12巻が最高に楽しい。

    11巻分の物語を振り返り、
    「あの頃はああだった」「こうだった」
    と登場人物たちが振り返るシーンが度々あるけれど、読むこちらもその振り返りに参加するように、過去の物語を思い出して微笑んだり。
    そういうのが楽しい!


    ここからネタバレです。


    11巻のラストで登場した櫻嵐の娘。
    曹鉄との子だったらいいなぁと希望は思ってたけど、後一歩で王になるところだったとは言え、ただの武官で身分の格差もあり、難しいよなぁとも思っていた。
    側室ならまだ下賜されることもあるかもしれないけど、櫻嵐、姫だし!

    その櫻嵐で『受ける』始まり。しかも成長して。
    曹鉄との子供として!
    ちゃんと2人が結ばれるシーンも、会話の中で描かれていて、それを想像すると微笑んでしまう。


    櫻嵐の娘・翠嵐、本当によく出来た子で。
    この2人の子だからそりゃ、そうなってほしいという希望をばっちり描いてくれて嬉しい。

    あまりにも完璧な姫だから、途中で鼻血を出すシーンではヒヤリ。
    え、まさか白血病とかやめてよ、、、と想像したんだけど、それは無くて最後までそのままスルーされた鼻血エピソード。
    これだけが12巻で「ん?」となったところだけど、そんな小さな引っかかりは無視しましょう。


    本編11巻の物語では、ハラハラドキドキ、度重なる試練があり、苦痛・苦難に見舞われた鶏冠たち。
    それでも圧倒的な『悪者』って存在してないんですよね。
    (本編物語で関わった人の中でって意味ね。そりゃ、黄楊の母を殺した貴族や、花梨を監禁していた貴族は悪者だけど)

    本編の中であえて言えば、景羅大臣でしょうか?
    自分のためにあくどいことをしたのは。
    それでも最後は虞恩賢母と苑遊にいいように使われはめられてますし、小悪党くらいかな。

    他の敵対する側の登場人物は、自分のためよりも、誰かのため、何かのため、という気持ちで動いている部分も多かった。
    虞恩賢母は、国を良くするため。
    蝶衣麗人は、息子のため。
    苑遊は、自分の欲望のためとも言えなくもないけど、生い立ちや鶏冠に対しては、鶏冠にとって良いと考えることを選択しています。
    だから、11巻分の物語で出てきた悪者たちは悪いような最後の描かれ方してないんですよね。

    虞恩賢母は乱心した最後の登場だけど、刑に処されたとかの断罪はなく終わってるし。

    それに対して、12巻での『悪者』は、圧倒的な悪者、自分のためにあくどいことをする悪者でした。
    自分を優先させ、家のためといいつつ、家族も犠牲にして。
    家族に対する思いなんかは、景羅大臣や蝶衣麗人の方が人間らしい!
    そんな悪者だから、最後は崖から落ちて死んでしまうラストが準備されました。

    宮廷神官物語は、
    『誰でも同じ人間なんだ』『誰かのために』『信頼すること』『愛するということ』そういう精神論を教えてくれて、それらがチープで恥ずかしいと思うことなく受け入れられる物語です。
    そして、簡単に言ってしまえば『因果応報』でもある物語です。

    良い行いをした人は、たとえ困難が待ち受けていても、最後にはいいラストに。
    悪い行いをした人は、途中で栄華を得ようとも、最後には不幸なラストに。

    人っていうのは、そういうものだと思うんですよね。
    最後死ぬ時に、自分の人生を振り返って「いい人生だった」「誰かのために何かをしてあげられた」と思えるように、真心から良い行いをしたいなと思います。

    天青は慧眼児だけど、慧眼がなくとも、得難い人物だと、何度も言われます。


    それは天青だけでなく、全ての人に言えることですよね。そうなれるように生きていきたいな。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.03.26

  • B子

    B子

    本当に...これで終わってしまうというのがつらい...まだまだ続きが楽しみな物語です...でもこれで宮廷神官物語が終わってしまうとなると本当に悲しい。名作でございました

    投稿日:2022.03.04

  • miku

    miku

    12巻まで一気に読んだ!読み始めたら止まらなくなるくらい続きぐ気になる物語。天青をはじめ登場人物たちが少しずつ成長して、身分を越えて仲間の絆を深めていくファンタジー小説。読んでいく中で自分も登場人物たちから学べる。私は自分の心に素直で天真爛漫な王女の櫻嵐が本当に好き。続きを読む

    投稿日:2022.01.19

  • ゆふぃ

    ゆふぃ

    このレビューはネタバレを含みます

    藍晶はどこまでいっても苦労人だなぁ。でも王妃とはいい関係になれてよかった。王妃様、かっこいい。
    天青はもうなんかちょっとさみしくなるくらい立派になっちゃって…。
    腹を括った鶏冠はさすがだった。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.09.02

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。