【感想】思考からの逃走

岡嶋裕史 / 日本経済新聞出版
(11件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
4
3
4
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • らいざ☺︎

    らいざ☺︎

    AIが自ら思考するよりも最適解を出してきた世界で人間はどう生きるのか?
    今後、予想できないくらい確実に進化していくChatGPTが既にある中での自分の存在意義は?

    投稿日:2024.01.21

  • itomona

    itomona

    技術者らしいぶっちゃけた書きぶりは、時にポリティカルに危うく感じられるところもあるが、それが著者の言わんとするところを飲み込みやすくもしている。「AIを完全に信用するわけではないが、人よりはまし」。この気分(あるいは事実)と我々はどのように向き合っていくべきか。様々な話題を提供しながら、真っ当な議論を展開している。続きを読む

    投稿日:2023.12.07

  • 星野 邦夫

    星野 邦夫

    AIが生活に組み込まれているのは間違いない事実で、どう向き合うかを考えさせられた。機械に出来ることは機械にやらせて、人間は人間しか出来ない仕事をするべきとはよく言われることだが、この本は人間しか出来ない仕事は無駄な仕事を生み出すことと言い切っており、人間の仕事の価値を鋭くえぐっている。考えることから逃げ出さずに、どうAIと向き合い付き合っていくかを真剣に考えるべきと感じた。続きを読む

    投稿日:2023.08.28

  • あがり

    あがり

    AIはすでに現代社会に組み込まれている。まずその認識。人間は考えることが面倒で、他者に任せたいところがある。それをAIが代替する。そして適切な結果を与える。
    我々はスマホ、SNSに気付かぬ形で支配されている。しかし善意の支配であり、受容するメリットが大きい。
    例えばコンビニの棚の配置は売上を上げるためにAIが導き出したものである。それを利用するユーザーはもうAIに縛られている。しかしそれを意識していないし、嫌だとも感じないし、良い商品が手に取りやすい配置になっていれば、メリットが大きい。
    しかしAIの出した結果が人間にそぐわないことがある(間違いではない。AIとしては正しい判断結果である)。その場合人間はAIを罰することができるのか、というのは面白い着想だ。

    その他、種々の着想がユニークで面白い。

    読了60分
    続きを読む

    投稿日:2023.02.23

  • オーピー@早寝早起き

    オーピー@早寝早起き

    人間の、感情やバイアスに支配された不合理な判断よりもAIの判断に委ねる機会は今後増えていく。物心ついたときからAIがいる人が増えるのだからなおさら。
    一方でAIに判断基準を教えるのは人間。例えば自動運転時の衝突回避で歩道側にハンドルを切るのか対向車線側にハンドルを切るのか、といった重い判断と責任を負う場面が出てくる。
    人間はいつか思考から逃げ切るのか、それが人間にとって幸福なのか。
    続きを読む

    投稿日:2023.01.28

  • kaota01

    kaota01

    実に鋭い。
    主張が正しい、間違い以前に、視点と着想が鋭い。
    「人の無駄な仕事を考えつく能力は圧倒的(よってAIに仕事を奪われることはない)」
    「よい君主のもとで奴隷でいることほど楽な生き方はない」
    は完全に同意。自分がそう生きることはないけど。
    AIをシステムやサービスとして提供しようと考えるなら、この本で問われていることにどう答えるのか、考えておく必要がある
    そんなこと考えてもしょうがない、とかそれを言い出したらキリがない、などと言い訳する連中にAI(というか技術)を語る資格はない。
    続きを読む

    投稿日:2022.04.24

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。