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大石直紀 / 光文社文庫 (27件のレビュー)
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のんびりの読書家
全体的に読後感の悪い話が多かった。 まとまりがないというわけではないが、悪い人が不幸せにならず、不幸な人がより不幸になる話が多い。唯一一乗寺のヒーローがましだった。。 本屋を共通項にするならもう少し…意味を持たせても良かったのではないかと思う。続きを読む
投稿日:2024.02.21
司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)
「京都の雰囲気を存分に味わえる小説。文豪の川端康成や詩人の中原中也、そして戦前に独立運動を企てた疑いで逮捕されたユンドンジュなど、京都に縁のある彼らの作品にちなんだ4つの物語が描かれる。作中には実在す…るカフェの「フランソワ喫茶室」や、擬音祭の「無言詣り(むごんまいり)」などが登場し、実際に京都の街を歩いているような気分に浸ることができる。」 (大居雄一『身になる読書術』の紹介より) 「川端康成の名作『古都』は、生き別れになった双子の姉妹の物語。作品にあやかって名付けられた知愛と菜愛は、皮肉あことに、同じように生き別れになってしまいます。『古都』では、七度詣りにより姉妹が軌跡の再開を果たしたことを知った知愛。妹に会うため、同じように七度詣りを試みますが・・」続きを読む
投稿日:2024.01.20
syiki
言わなかったから、聞かなかったから、謎ができて疑う余地が生まれてしまう――話し合えていたら、起こらなかった悲劇。と、いう形はいかにも説得力があるけれど、正直なところちょっと鼻白む気持ちもある。 すべて…を話して共有していたら、万事うまくいくのか? たぶん、それはそれでまた別の諍いを呼ぶだろう。禍福は糾える縄の如し、隠しごとがなければ大丈夫というわけではない。 一乗寺の恵文社は個性があって何度でも訪れたいお店。人と人との出会いや再会の舞台として、いいなぁと思う。続きを読む
投稿日:2023.12.12
のん
恵文社に行った記念に。 表紙は可愛いけど、内容は結構重めだった。 どのお話にも恵文社や一条寺の街並みが登場して、思い出しながら懐かしい気持ちになりました。
投稿日:2023.11.01
ミント
初読みの作家さん。 タイトルから想像したイメージとは違う重めの短編集でした。ストーリー的に必然性が高いとは言えないようにも感じるけど・・・多分それは実際に行ったことが無いからなんだろうな。行けばきっと…記憶に刻みこまれるような魅力がある書店なんだろうな・・・行ってみたい場所がまたひとつ見つかりました。 続きを読む
投稿日:2023.10.27
Rui
学生時代に出町柳付近に下宿し、よく一乗寺まで繰り出していたので、恵文社を舞台にしているとのことで読んでみた。一乗寺付近の景色の描写がとても懐かしい。 タイトルと反してかなり事件性の高いミステリーばか…りだったけど、恵文社の神秘的な雰囲気ゆえのストーリーなのかな。続きを読む
投稿日:2023.10.22
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