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バラク・オバマ, 山田文, 三宅康雄, 長尾莉紗, 高取芳彦, 藤田美菜子, 柴田さとみ, 山田美明, 関根光宏, 芝瑞紀, 島崎由里子 / 集英社学芸単行本 (16件のレビュー)
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bukurose
下巻では大統領になってから、ビン・ラディン殺害(2011.5.2)までを記す。 大統領の職務とは殺人指令をだすことだ、との記述もある。 日本が出てくるところ。 2009.11.13来日 まずはシ…ンガポールでのアセアン会議に出席するため、日本と韓国への訪問も入れた。これは対中国戦略のため。 鳩山首相の時で、会談では「経済危機、北朝鮮問題、沖縄の米海兵隊基地の移転案について協議。話し上手で感じのいい鳩山は、日本でここ3年足らずのあいだで4人目の首相であり、私が就任してからは2人目だった」とあった。 その後天皇、皇后(現上皇・上皇后)陛下とも会う。 「お会いしたのは短い時間だったが、印象は強く残った。2人とも完璧な英語で挨拶してくれ、私は敬意を表して深くお辞儀をした。・・最後に皇后は自らが作曲したピアノ曲を送ってくれて、孤独に襲われるときがあっても愛する音楽と詩のおかげで乗り越えられたのだと、驚くほど率直に語ってくれた。」・・天皇、皇后の人生も調べて分かっているようで、象徴的な存在と、皇后の人生に思いを馳せたようだ。 対外的にはリビアでの記述のところで、 それにアメリカは、イラクとアフガニスタンでの戦争にまだかかりきりだった。太平洋地域の米軍には、日本を手助けして、福島を襲った津波による原発事故に対処するよう指示したばかりだった。 巻頭の写真で、最高裁判事に指名したソニア・ソトマイヨールとの握手の後ろにはルース・ギンズバーグの後ろ姿が写っている。 2020発表 2021.2.21第1刷 図書館続きを読む
投稿日:2024.01.24
星野 邦夫
上下巻読了。アメリカ大統領とは世界でもっとも注目されてもっともタフなポジションであることが良くわかる。その注目のされ方もアメリカ国内から、中国から、ロシアから、アフガニスタンからなど国によっても全く違…うし、常に重大な決断が求められる。その決断も世界中から感謝もされれば恨まれもする。 その当人が何を思考し、世界を動かしてきたかほんの僅かだけ触れることができた気がした。続きを読む
投稿日:2023.03.28
ciel
いい社会の勉強になりました。当時よくわかっていなかった出来事も、事の発端とか時系列とか何があったのかがわかりやすく書かれているし、歴史の教科書よりよっぽど面白い。上下合わせて1000ページ超あるからボ…リューミーで大変だけど、それだけ抱えてたってことですよね。 この本を読むと視座をぐんと上げてくれる。周りから一丁前に好き勝手口だけ挟まれるポジションの最骨頂だなw そしてそんな地位に就きながら、目線がなるべく多くの1人1人に向けられているのが随所から伝わってくる。 よく日本ではムダな会議が多いといった話があるが、首脳会議ですらムダ会議の特徴が見られるんだなw 最悪の予感を読んでも思ったことだが、世の中にはたくさんの組織があり、それぞれの真善美が掲げられているが、それが内実も伴っているのは希少なのかもしれない。 外面だけ塗りたくって飾り上げて、実際に近づいた者だけが真実を知ることになって苦労する。そしてそれだけシステムをつくりあげるのは難しいもの。 リーマンショック、油田事故、外交や派兵、ソマリア海賊、ギリシャ危機、医療保険問題、引き継がれた問題や今になって発覚する問題、自分が認識していた以上に、降りかかる問題の1つ1つが大きすぎてビックリした。 すごいことをしてのけてるなぁと思うし、控えめに想像してもとてもじゃないが自分には到底できない話で、なりたがる気持ちがまったくわからないんだけど、でもそういう方々がいるおかげで生活できてるんだと改めて思いました。 忌々しい問題も政府が許可してるんだよなぁ的な話もあり、民衆も責めてくるが、その監督を選んできたのは民衆なんだというのも忘れないようにしたい。 解決できない、維持できないという世界線がある中で、被害を食い止めたり、国を維持できているという視点ももって、選びたいなと感じた。 正しい側ってなんだろう。正しい方向ってなんだろう。 言ってることはわかるし、考え方には共感するけど、その「正しい」って思っているであろう感覚が透けて見えて、抵抗を覚えることもあるんだろうな。 アメリカって自家醸造OKなんだ。 国際法とかあまり目を向けたことがなかったなぁ。 翻訳者が多数いるからか、医療費負担適正化法(ACA)とか、略語などの説明の有無の順番がごちゃまぜな部分があると感じました。 ACAといきなり出てきて、これは何だろうと思って調べたのに、ずいぶん後になって医療費負担適正化法(ACA)と表記されていて、その前の時にも書いておいてくれよと思っちゃいましたね。 なんなら医療保険改革法案ってずっと書いていたのだから医療保険改革法のほうがわかりやすい気もw ほかにも先導者(ペイサー)と書かれていたとしたら、次からはペイサーと書かれ始めることがあるため、ルビを流し読みするとわけがわからなくなるのもたびたび苦労した。続きを読む
投稿日:2022.03.06
ケイ
購入した本。世界最高峰のリーダーシップとアメリカ合衆国という国を理解したいと思い読了。 「私たちの歴史は常に、個々の人間が行なってきた選択と行動の総体である」。このカイロでの演説の言葉は深く沁み入…った。歴史と聞くと途方もなく大きな存在に感じてしまうが、本質的には一人一人の選択と行動によるもの。自分の日々の選択と行動は結果として大事につながっていく。そう考えながら生活していきたい。 「成功の80%を決めるのは顔を見せること」この格言を大切にしているそうで、これは営業にも通じる話だと思う。積極的に顔を見せていきたい。 平成天皇両陛下とのエピソードには驚いた。やはりプレッシャーもあるそうで、そんなときには音楽と詩で乗り越えられてきたそう。 政治は国民への印象付けが1番大事。良い事をしても悪い事をしても印象によって大きく変わる。また、注目などを集める事なく、誇りを持って行動して地道な日々の活動が大事。 悩みながらも懸命に、冷静に取り組んでいるオバマ大統領を知ることができて良い機会であった。今後の活動にも注視していきたい。続きを読む
投稿日:2021.11.16
エクレア
各国の首脳とあった感想や、どのような攻防があったのか、政治の裏側を見られて興味深い。 世界をリードする国の大統領に求められる役割や、戦争が現在進行系という事実に、日本の平和を感じます。
投稿日:2021.10.24
ginkan2
回顧録だから私的な思い出話も長いけどしょうがないか。でも、現代史と米国政治を学ぶ良い教材です。それにしても米国社会そして政治がここまで分裂・劣化しているとは!トランプ以降、米国なんか変?と思っていたが…、もうずっと前から。それもかなり根深い。相手を攻撃することしかしない政治。それで大丈夫?じゃないですよね。もう民主主義のリーダーなんて偉そうに言えないのではないか?虎視眈々と長期的なビジョンで取り組んでる国もあるのに。我が国も他山の石とないといけませんね。続きを読む
投稿日:2021.09.27
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