【感想】リレーションシップ・バンキングの未来―ポストコロナ時代の地域金融

新田信行, 多胡秀人 / 金融財政事情研究会
(2件のレビュー)

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  • Gen Uehara (金融マーケットインフラ・オタク)

    Gen Uehara (金融マーケットインフラ・オタク)

    「育てる金融」「心の成長」「幸福学」など長期的な目標に繋げながらリレバンに対する姿勢がわかりやすく説明されていた。

    投稿日:2021.05.04

  • torepan07

    torepan07

    リレーションシップ・バンキングの未来―ポストコロナ時代の地域金融
    著:新田 信行、 多胡 秀人

    コロナ危機からの影響はリーマン・ショックなど過去の危機時とは比べものにならないほど広範かつ深刻なものであり、コロナ危機から経済が立ち上がるには、非常に長い時間がかかることを覚悟する必要がある。

    リレバンにより自分たちの存在意義を明示できる地域金融機関にとって、この危機はとらえ方によってはチャンスであるとさえ考えられる。環境の激変をチャンスにするためには、変化に適応していくことが求められる。「連帯・協調」「デジタルとアナログを使ってつながる」の2つが変化適応のポイントとなる。

    本書の構成は以下の4章から成る。
    ①地域金融機関の存在意義を問い直す
    ②コロナ危機が明白にした「リレーション」の価値
    ③地域金融機関の持続可能性
    ④地域金融機関は職員・組織とどう向き合うべきか

    いつ抜け出せるかわからない「コロナの長いトンネル」。アフターコロナを待ちわびていても体力が持たない。ウィズコロナへの舵取りをするにも遅すぎる。正直そんな悩みをもつ企業は多い。
    だからと言って指をくわえて震えながら惨事が過ぎるのを待ってはいられない。

    危機を機会と捉え、将来をしっかりと見据えた今できることを行う。そしてそれを共に行う。そこに地域金融機関の使命がある。全てはバランス。地域を救うという大義名分で突き進むだけではなく、共に努力をしていき、お互いの損失を最小限にしながら、未来利益を勝ち取ることをリスクを取りながら行っていく。難しいがこれに尽きる。

    誰しもが不安を感じている現状。正解はもちろんわからない。大前提で出来ることは寄り添うこと。表面的ではない心の寄り添いが今後はより大切となる。覚悟を持ち、不安に向き合うことでそれを叶えたい。
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    投稿日:2021.01.03

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