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ロビン・スローン, 島村浩子 / 東京創元社 (8件のレビュー)
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momo
このレビューはネタバレを含みます
前作からのシリーズというよりは、ペナンブラ氏と24時間書店の出会いを描いたスピンオフという感じ。 本探しの謎解きも比較的とんとん拍子で、前作のような盛り上がりはなかった。
投稿日:2023.12.21
ahddams
『ペナンブラ氏の24時間書店』の続編。 原題は”Ajax Penumbra 1969”で、前作にて24時間書店のオーナーだったペナンブラ氏の青年時代を描く。 スピンオフ作品にあたるからか、本の厚みも前…作よりずっと薄い。のだけれど… ………、こっちの方が面白いかも笑 勿論ページ数が少なく読みやすいというのもある。前作では最新テクノロジー用語が当たり前のように点在していたが、今回は(時代的なものもあって)それらを理解するのに必要な時間をショートカットできた。 何より氏の人格形成の過程が丁寧に紐解かれており、わずかな間だったが古き良き時代の温かさにも触れられた。 ヤング・アダルト本特有のあのアップテンポなノリも、ここではグンと大人しいし!(ここぞとばかりに、前作のレビューでは書かなかった小言を呟く…笑) 大学図書館員だったペナンブラ氏は行方不明の「予言の書」を探し出すミッションを帯びてサンフラシスコを訪れる。絶望的な結果と疲労のなか彼の目の前に現れたのは、あの24時間書店だった… 若き日のペナンブラ氏が体験した「探索」"クエスト"については前作では一切触れられていない。だから自ずと「そんな冒険をしてたの!?」の反応になった笑 またネタバレになってしまうが、今回テクノロジーは解決の糸口にもなっていない。 しかし一見アナログ派なペナンブラ氏が、何故前作で書店にテクノロジーの息吹を取り入れようとしていたのかがここで明らかになっている。その理由は詳しく語れないが、人との繋がりを創造する手段として、氏はテクノロジーに絶対の信頼を置いていたのだと思う。 最も唸ったのは、彼が店を訪れた当時24時間書店員として勤務していたコルヴィナとの関係だ。 前作にてコルヴィナは、書店のパトロンであり親会社フェスティナ・レンテ社のCEOだった。つまりペナンブラ氏のボス。氏のやり方にとことん反対しており、2人は対立関係にあった。しかし… ペナンブラ氏の初来店時には些か警戒していたものの、やがて今作の「探索」に力を貸すようになる。前作では一度も拝むことのなかった笑顔に数回も出会えたし、彼もまたペナンブラ氏に絶対の信頼を置いていた。 ペナンブラ氏の、手がかりが掴めそうな時のあの目の輝きはそのままなのに、一体どこでコルヴィナは変わってしまったのか。こればかりは想像に任せるしかないのだろうか。 尺が短いので物足りないっちゃ物足りない。願わくは前作直前の時期まで描いて欲しかったというのが、今作における唯一の小言だ。続きを読む
投稿日:2022.11.23
リーベル
少年向け冒険譚のようなテイストに感じました。宝探し的なストーリーが先に先に読者を促す。 登場人物も個性的で、RPGをプレイしているように楽しめました。
投稿日:2022.08.25
ひろむ
幻の書籍を探す青年の物語。その本を探し求め、行き詰まりながらも諦めず探し出す。それまでのわくわく感と、物語の中に出てくる書店に魅力を感じました。「ペナンブラ氏の24時間書店」の前日譚のようで、知らずに…読んだのですが、短編という事もあり、難なく読めました。「ペナンブラ氏の24時間書店」も読んでみたい。続きを読む
投稿日:2021.08.18
SACHI
体調がいいときに もう一度、ゆっくり読みたい本。 一度で話を理解するのは難しいかも。 人物相関がほしい(笑)
投稿日:2021.07.13
けんさん
『幻の古書を巡るペナンブラ氏の冒険物語』 サンフランシスコを舞台に、大学図書館員ペナンブラ氏が幻の古書を探し出し、二十四時間書店で働き始めるまでの経緯を記した物語。コンピュータや数学の話もあり、面白…かった。前作『ペナンブラ氏の24時間書店』も読んでみたくなった。続きを読む
投稿日:2021.06.02
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