【感想】iPhoneで作ろう ビジネス動画の教科書

オリカワシュウイチ / ペンコム(インプレス)
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • つーさん

    つーさん

    iPhoneを使って動画編集する時には、
    じっくり読みたい。

    今は、せいぜい10秒、20秒あるいは30秒くらいで定点動画撮影とか、定点だけどリフトの動きとか航空機からの撮影でうごきをだすばあいがある

    せいぜいこれくらい。

    本格的にやる場合、本書をあるいはその改訂版を参考書にしよう。
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    投稿日:2021.08.24

  • syamada

    syamada

    スマホを使って作った動画を、ビジネスでどう生かすかを学びながら、ビジネスで重要な「伝える」ことに必要なことを再認識できる本です。
    普及と発達が進むスマホを使い、動画を作って配信することは手軽になりました。
    ただ、「伝わる」動画を作らないと、誰も見てくれない可能性があります。
    「伝わる」動画の作り方を知ることが、技術を知るよりも大事であることを教えてくれる1冊です。
    もちろん、使える技術もたくさん紹介されていますので、実用書としても使えます。
    広報関係のビジネスパーソンに限らず、仕事をしていて自分の考えを伝えるのが苦手と感じているビジネスパーソンの方が読んでも、気付きを得られる1冊ではないでしょうか。

    【特に覚えておきたいものの覚え書き】
    「ビジネス動画の本質は『見やすい・聴きやすい撮影』『分かりやすい見せ方』『こちらの意図をきちんと伝える』の3つ。結果を出せる動画。迷ったら、必ずこの基本に戻る。『おしゃれ効果』は基本をマスターした後でチャレンジする。」
    「スマホでの動画制作は、すぐに始められるのが一番のメリット。苦手なこともあるが、カバーできる回避策を知っておく。」
    「簡単でいいので企画書を作ってみる。構成は①何を伝えるのか、②誰に伝えるのか、③求める結果、④構成(必要な動画素材)、⑤具体的な内容(何を撮るか、どう撮るか、テロップ)、⑥タイトル、⑦誘導、⑧公開(動画の公開場所と伝え方)、として考える。手軽に動画を作れるメリットを生かし、数多く作っていく。」
    →計画を立てて、始められることから始める。本質は「見やすい・聴きやすい撮影」「分かりやすい見せ方」「こちらの意図をきちんと伝える」。動画に限らず、ビジネスで企画を立てて、了承を得て実行する際の基本も同じですよね。
    動画はスマホの普及、発達で、手軽なツールとなりました。これからどんどん取り入れていくべきものと再認識しました。

    【もう少し詳しい内容の覚え書き】
    ・これから動画制作を始めたい人は、スマホを使うべき。動画制作をスマートフォンが普及し、「カメラを用意する」「編集ソフトを使用する」ハードルが消えた。何よりお金が(あまり)かからないのが計り知れないメリット。
    ・変化を意識する。スマホもアプリもこれから進化し続ける。人々のニーズも手法も変わっていき、動画が活用される分野も増える。

    〇ビジネス動画を作る
    ・ビジネス動画の本質は「見やすい・聴きやすい撮影」「分かりやすい見せ方」「こちらの意図をきちんと伝える」の3つ。結果を出せる動画。迷ったら、必ずこの基本に戻る。「おしゃれ効果」は基本をマスターした後でチャレンジする。
    ・スマホでの動画制作は、すぐに始められるのが一番のメリット。苦手なこともあるが、カバーできる回避策を知っておく。
    ・編集の基本的なポイントは、トリミングして不要な部分をカットする、暗いところは明るくする、調整ボタンで色合いを修正し少し色味を鮮やかにする。
    ・動画で一番大事なのは、きちんと撮影すること。特別な目的がない限り、「自動」だけにしておく。あまり調整していじると、どんな色合いがいいのか分からなくなる。
    ・撮影から公開までのポイントは、①撮影:三脚に固定して撮る、②編集:アプリ(iMovieなど)で編集し動画を書き出す、③公開:YouTubeにアップロードする。

    〇アイデア・テクニック
    ・撮影、編集は、見る人が見やすいように頑張る。試しに撮ってみて、どう見えるか、どう聞こえるかを確かめ、練習で修正できるところは修正していくことが重要。相手のことを考えて丁寧に撮影するのは「丁寧に字を書く」のと同じ。しっかり努力し、相手への思いやりをもって撮影すれば、大きく差がつく。
    ・撮影前に「よーいスタート!」など言ってしまうと、撮られる方がより緊張する。さりげなく録画ボタンを押し、「いつでもいいよー」くらいの雰囲気を作る。

    〇動画の構成と企画
    ・簡単でいいので企画書を作ってみる。構成は①何を伝えるのか、②誰に伝えるのか、③求める結果、④構成(必要な動画素材)、⑤具体的な内容(何を撮るか、どう撮るか、テロップ)、⑥タイトル、⑦誘導、⑧公開(動画の公開場所と伝え方)、として考える。手軽に動画を作れるメリットを生かし、数多く作っていく。
    ・⑤の具体的内容は、動画で伝えたい価値・魅力の絞り込み、撮るものの決定、どう撮るかの決定、動画全体の構成検討、動画の数の検討、の5ステップで考えていく。
    ・短く的確にまとめるのは、かなりの技術を要する。当面の目標を「できる限り余計な情報を排除」としてみる。何を撮らないのかを明確に決める。
    ・⑥タイトルは、「検索されそうなキーワード」を入れる。「どんな情報を得られるか」が想像できるものとする。動画ならではの「メリット」を盛り込む。絶対うまくいくタイトルはないので、いろいろ試し、アクセス数や実際の効果を確認しながら見つけていく。
    ・③求める結果=動画を見た後に「どうしてもらいたいのか」を考えて企画し、⑦誘導方法を表示する。伝え方を決めれば、動画の長さも決まる。パッと目を引く動画は15秒、しっかりつたえる動画は1~3分。
    ・⑧動画の公開場所は伝え方とリンクしているので、同時に考える。動画の公開場所により、そこで動画を見る人の行動は予測できる。パッと目を引くものはSNSなど、しっかり伝えるものはYouTubeなど。
    ・撮るべきポイントを絞る。一つの動画に要点は1つ。相手が知りたい事だけに絞る。上手な動画を作るのに必要なのは、きちんと製品やサービス、企業などの「価値・魅力を伝える」という「目的」を果たすこと。

    〇撮影の基本とテクニック
    ・上手な人は「撮るべき場所を探してから」撮る。「なんとかここにカメラを置けないか」「ここから撮れないか」と工夫する。下手な人は「撮りやすい場所から」撮る。
    ・インタビューやナレーションは、短いコメントを繋いでいくような話し方を心掛ける。編集しやすいし、話しながらの修正もしやすい。
    ・他者の動画の事例を見るときは、「何を伝えたいのかを選び出し、どう表現したのか」を参考にする。「どうやって作られたか」は大事ではない。構成や使い方はマネすべきポイント。
    ・圧倒的な差別化のポイントや新しい機能がなくても、人をアピールして個性的にする、行動をアピールして具体的にイメージしてもらう、解決した課題など思いを伝える、使い方のノウハウ・アイデアを提案する、ということを考えてみる。

    〇編集テクニック
    ・「素人の動画が見てられない」のは、無駄に長いから。編集の段階でダメな部分をどんどん削ることで、使える素材に変わる。
    ・「伝わるかどうか」という動画の本質は、構図や構成にある。スマホでも十分きれい、本格的なカメラである必要はない。
    ・写ってはいけないものが入り込むミスはよくありがち。日常的に目にしているものほど、気づくのが難しい。
    ・テロップは、人が一度に認識できる文字数といわれる13字を目安とする。テロップがなくても通じる動画を目指すのが、実は一番大事。その上で、本当に大事なことだけをテロップとして入れると、ぐっと伝わる動画になる。

    〇YouTubeに動画を公開する
    ・YouTubeの操作画面は変更頻度が高い。操作ボタンを覚えるより、「こんな作業ができるはずだ」という視点で付き合っていくといまくいく。

    〇YouTubeやSNSを活用する
    ・新しいメディアやSNSが出た場合は、最初から友達やフォロワーを増やすのは大変。従来のSNSと連携させたり、ウェブサイトに埋め込むことができないかを考える。その後、そのSNSの表示サイズや特徴を調べた上で、ネット上の動画を参考に、求められているもの、長さなどを考えて動画を企画していく。
    ・思ったような反応が得られなかったら、他の方法を試す。いろいろなパターンを何本も制作し、SNSで何回もシェアして、成功のパターンを作る。
    ・ライブ配信は、「自分がどう見えているかを把握している人向き」。何度か自分が写る動画を作ってみた後、トライする。話し方や声の出し方も大事。

    〇アプリの操作性
    ・どれもそう変わらない。「細かく自分の思いどおりに編集できる」ことを期待しない。限界や特徴を把握し、それに合わせて企画・撮影するのが、動画の質を高める一番のやり方。
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    投稿日:2021.03.20

  • balance.striker

    balance.striker

    コロナ禍で一気に注目されるようになった動画コンテンツ。自分は完全なる初心者なのでなにか良い本がないかと思ったときに見つけたのが、動画制作講師を20年近く続けているという著者の新作。
    みんな持っているiPhoneとiMovieでできることと、動画制作の企画から機材調達、公開まで全行程を網羅している至れり尽くせりの一冊。細かいコツや気をつけることなど、とても親切で、教えよう伝えようという愛情に溢れている。
    おかげさまでどれくらいの時間でどんな動画ができるか、体感的に知ることができた。
    続きを読む

    投稿日:2020.08.08

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