新刊・予約
人気
セール
特集一覧
ジャンル一覧
詳細検索
柳田邦男, 若松英輔, 星野智幸, 東畑開人, 平野啓一郎, 島薗進, 入江杏 / 集英社新書 (4件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
castagna
このレビューはネタバレを含みます
目次 まえがき 入江 杏来 第一章「ゆるやかなつながり」が生き直す力を与える 柳田邦男 子どものための芸術というものはない 芸術はすべての人のものである 子どものための絵本というものはない 絵本はすべての人のためのものである ティエリー・デデュー フランス絵本編集者 2.5人称の視点 読めない=書いている、から 第二章光は、ときに悲しみを伴う 若松英輔 精霊は助けを必要とする人に寄り添う 第三章 沈黙を強いるメカニズムに抗して 星野智幸 「あわい」 第四章 限りなく透明に近い居場所 東畑開人「居るのはつらいよ」 居場所とは何も気にせずに座っていられる場所 ケアとは面倒くさいことを肩代わりすること」 アジール=駆け込んで逃げられる自由な場所 アサイラム=閉じ込められて監視、管理される場所 スーホと白い馬は、喪失と再生の物語 第五章悲しみとともにどう生きるか 平野啟一郎 赦しと罰は同じ機能を果たす 終わらせることだから 「人間の条件」ハンナ・アーレント 第六章悲しみをともに分かち合う 島蘭進 あとがき 入江 杏 この作品のある登場人物は、クリスマスの意味を次のように語っています。 ぼくは、クリスマスがめぐってくるたびに、クリスマスってなんてすてきなんだろ うと、あらためて思うんですよ。クリスマスという言葉そのものの神聖な意味と、そ の起源に対する敬意はべつにしてもです。もっとも、クリスマスに関することは、何 "だってその言葉の意味や起源と切り離すことはできないんですけどね。とにかくクリ スマスは、親切と、許しと、恵みと、喜びのときなんです。長い一年のなかでもこの ときだけは、男も女もみんないっしょになって、ふだんは閉ざされた心を大きく開き、 自分たちより貧しい暮らしをしている人たちも、墓というおなじ目的地にむかって旅 をする仲間同士なのであって、どこかべつの場所へむかうべつの生きものじゃないん だってことを思い出すんです。(『クリスマス・キャロル』岩波少年文庫、脇明子訳、P 以下、特にことわりのない限り同書から引用) クリスマスは「親切と、許しと、恵みと、喜びのとき」であり、日頃近くに感じない人 との間にも見えないつながりを思い出す時だというのです。
投稿日:2021.03.15
dai-4
個人的に興味深い作者名が並んでいたこともあり、本屋で衝動買いしたもの。ただひたすら真摯に、悲しみと向き合ったからこそ到達し得た心境が、ことばで生きている諸氏によって語り起こされる内容は圧巻で、それぞれ…に異なった対峙方法にも関わらず、通底する温もりは十分に享受できる。心のどこかに本書の存在を認識しているだけで、ずいぶん楽に感じられる、そんな座右の一冊。続きを読む
投稿日:2021.01.12
=^•ω•^=
グリーフ=喪失を伴う悲嘆を経験したと言えない私でも、意味があったと感じた。いつかグリーフを経験してしまったときには読み直したい。身近にグリーフを経験した人がいたらこの本を勧め、共に考え続けたい。 兼ね…てより気になっていた文学界における政治性からの乖離について触れられていた。作品の中で政治を叫ぶのが良いか悪いかの判別はつけられないけれど、社会全体に「準」当事者意識を持つ必要性をひしひしと感じる。続きを読む
投稿日:2021.01.09
正木 伸城
メモ→ https://twitter.com/lumciningnbdurw/status/1330778854768607234?s=21
投稿日:2020.11.24
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
画面左上にある「三」ボタンをクリック
サイドメニューが開いたら「(本棚アイコンの絵)」ボタンをクリック
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。