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E.A.ポー, 金原瑞人 / 岩波少年文庫 (12件のレビュー)
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karaku02
このレビューはネタバレを含みます
黒猫は面白い。昔読んだのに詳細は結構忘れてた。 主人公は、死刑の前日にこの話を書いてること。子供の時は動物好きでおとなしい近所のこどにもからかわれるような子供だったこと、最初は猫を可愛がってたこと、お酒に溺れて最後はあんな結末になるなんて救われない。 お酒には気を付けよう。 ウィリアムウィルソンは結局二重人格なのかなびっくり。 アッシャー家は何故か近親そうかんの話かと長いこと勘違いしてた。リビングデッドか。 モルグ街は犯人覚えてたけど、やっはり、すごい。 これが、世界最初の名探偵のミステリ。すごい才能だよ、本当。 どの話しも総じて最後がなんかドラマチックだな。
投稿日:2022.05.04
いぬのとうそつしゃ
約200年前の作品。 世界で初めての推理小説と言われている“モルグ街の殺人”を読みたくて購読。 合計7つの短編でどれも非常に味わい深く、今読んでも古さを感じさせない描写と世界観。 独特な世界観の背景に…時代や史実が伴わない設定が、さらにそう思わせているのだと思う。 目的であったモルグ街の殺人は、想像していたシンプルさとは角度の違う無駄のなさ、意外性とロジカルな謎解き。 和訳も違和感のない文体なので読みやすく、次へ次へと没入できた。 文学、歴史、人物など様々な方面に影響を与えたという事実を私の頭ではまだ事実として捉える事しか出来ていないが、 言葉にできない、抽象的な感覚というもので肌に触れたように思う。続きを読む
投稿日:2021.08.13
Belle
非常に悲惨な事件を物語ったこの作品は、犯人がオランウータンだというなんとも言い難い結果に終わる。凶悪な人間の犯人が居るはずだと推測していたために、驚きを隠せないものであった。しかしやはりそこで、私たちの当たり前だと考えていることを全くひっくり返してしまうような奇想天外な事柄が読者を惹きつけているのだろうと感じた。
投稿日:2019.10.09
kuroday
さて、まず何よりエドガー・アラン・ポーがアメリカ生まれだという事に驚いた。鈍色の空気感そしてダークな質感はヨーロッパ生まれだとばっかり思いながら読んでいた。 世界初の推理小説と言われている表題作の「モ…ルグ街の殺人」ホームズの原型と言われている主人公デュパンの推理展開は抜群だが、何より世界初の犯人は誰?と思うと「まさか?」と思う展開に唸ってしまった。 その他「黒猫」や「ウィリアム・ウィルスン」など全7作品の短編小説集となる。様々に編纂された短編集があるので一読の価値はありです。続きを読む
投稿日:2019.01.28
もーゆう
短編集7編。 第3作目「アッシャー家の崩壊」まで読んで、気持ちが憂鬱になり、ちょっと断念。 児童書向けとはいえ、ドロドロで精神的にキツい(-_-;) いつか続きを読む予定。
投稿日:2018.07.02
kuritanu
数十年ぶりに読むポー。これは少年文庫で、読みやすい訳で代表作ばかりを集めていてお得感あり。 子どもの頃読んで、夜トイレに行けないほど恐ろしかった「黒猫」、子どもにも「一番怖かった」と言われた。 「赤死…病の仮面」なんか、本当に詩のような美しさと象徴性があって、安易に恐怖小説と片付けられないものね。 「アッシャー家」はドビュッシーが音楽にしたいと熱望したが叶わなかったというだけあって音楽的で、これをドビュッシーで聴けないのは残念。 デュパンもホームズに似ているなと思った(もちろんドイルが後なのだが)。 お手軽なホラーの人気は高いけど、やっぱり読むなら、格調高く美しいものがいいと思う。 名作は何度読んでもいいものだ。続きを読む
投稿日:2014.01.12
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