消えたレッサーパンダを追え! 警視庁「生きもの係」事件簿

たけたにちほみ, 西脇せいご / 学研
(6件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • りゅう

    りゅう

    生きものたちを、密輸したり盗んで売ったりする人たちを警察がつかまえるお話で、すごくおもしろいけど、悪人たちがいやだなと思いながら読んだ。
    人間の勝手で振り回される動物が、かわいそう。
    福原刑事がかっこいい。銃を持っているかもしれない人に勇かんに立ち向かうし、あきらめない。動物が好きなのは、ぼくと一緒だなって思った。
    刑事に協力している人たちも、優しいし、動物が好きだし、かっこいい。こういうふうにそうさをしているというのは知らなかったけど、動物が助かってよかった。
    最初に写真がたくさんあって、どれもかわいい。(小5)
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    投稿日:2022.08.18

  • かとのひも

    かとのひも

    このレビューはネタバレを含みます

    〇希少な動物でなくても“生きもの”を飼うことの意味や背景を考えるきっかけになるといいな
    〇これはおかしいのでは?と気付ける。気付いたときに、相談する先があることを知る
    〇テレビドラマの生きもの係とは、違うみたい

    ◎警視庁で生きものの密輸などを取り締まっているのが「生きもの係」
    福原警部を中心に実際にあった動物の事件簿

    1:レッサーパンダ盗難事件
     各地の動物園や研究所から、レッサーパンダやホウシャガメなど希少な生きものが相次いで盗まれる事件が頻発する
    ←動物が好きなのになぜ盗もうとするのか

    2:カメ・ワニ大量密輸事件
     レッサーパンダ事件が展開する。ヘサキリクガメを売り買いする業者が関西にいるという
    ←世界をまたにかけての密猟男。氷山の一角なのかな。違うといいな

    3:二つのスローロリス密輸事件
     かわいいスローロリスを密輸したものの飛行機の中で脱走、その場は知らないふりをしたが…
    ←外国とのやり取りも多いのだな!
     現地での動きが映画のよう
     どんな理由があっても犯罪はだめ
     ラテン語からの同定。すごいな

    4:アジア諸国アロワナ密売事件
     福原警部、最初の事件。近所のペットショップの店先でワシントン条約で保護されているアジアアロワナらしき魚を見つける
    ←福原警部の熱意で生きもの係が発足したんだなあと

    5:コツメカワウソ売りこみ事件
     若い男がカフェにコツメカワウソを売りこみに来たとの情報
    ←若い人が罪の意識なく、希少な動物を密輸するケースが増えてる?この男は黒幕の名前をはかなかった。

    6:アマミイシガエル密猟事件
     奄美大島から飛行機にカエルやヘビを持ち出そうとする二人の男についての問い合わせがはいる
    ←1人は有名なライターのよう。
    警部に言われるまでもなく、犯罪であること、生きものの環境についてよく知っていたはずだ。ゆるせない

    ※関連法
    ・ワシントン条約
    ・種の保存法
    ・動物愛護法
    ・譲渡規制法

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    投稿日:2022.08.14

  • エル

    エル

    警視庁に「生き物係」って本当にいるんだ。大倉さんの書いた須藤警部補と薄巡査がチラつくなか、読む(笑)みんなそんなに珍しい動物が欲しいのかな?わざわざ住んでる地域から家族から引き離して。その過程で希少な動物が死ぬかもしれないのに?しかも運び屋が若い人でアルバイト感覚でやってるとかって。なんだかやりきれない。それにしても密輸だとか動物園から動物が盗まれたってそんなにあるんだ。全然知らなかった。続きを読む

    投稿日:2022.07.12

  • poplove

    poplove

    このレビューはネタバレを含みます

    福原警部は警視庁で生き物の密輸や違法売買を扱う「生きもの係」。自然を深く愛する福原警部が出会った数々の事件を通し、人と生き物との付き合い方についても考えられるノンフィクション。
     希少動物の違法の捕獲や売買をする犯罪者達のみならず、多くの事件等を抱える警察自体にも軽んじられていた生き物に関する犯罪の重要さを世に知らしめたのは福原警部の努力の賜物。
     希少動物達を大切にせず、金儲け等しか考えないもの達の犯罪は生態系、環境に影響を及ぼしてしまうという言葉は重い。
    ミステリー小説のようで読みやすくて面白く、子どもにも大人にもオススメです。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.09.09

  • barubarusan

    barubarusan

    驚くほど多く日本に密輸される海外の動物たち。警視庁「生き物係」は動物に関する事件を取り扱う部署です。最初のエピソードは、動物園から次々と貴重な動物が盗まれるという前代未聞の事件です。また、海外からの密輸のほか、奄美の固有種を持ち出そうとしたり、インターネットで販売したり、違法行為は後を絶ちません。地道な捜査と市民の協力で少しずつ希少動物の保護に対する認知度が上がってきました。続きを読む

    投稿日:2021.01.11

  • 赤木かん子【公式】

    赤木かん子【公式】

    これはいいとこに目をつけたなぁ、の一冊です。
    警視庁のなかの、生き物係、が扱った事件(だからノンフィクション、本当にあった事件です。たいていは、盗難ですが)を書いてくれている上に、一つ一つが短いので読みやすい。
    ペットか、今流行の、残念な……と一緒においてやってください。
    相手によっては読み聞かせにも向くと思います。

    2020/10/28 更新
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    投稿日:2020.10.25

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