【感想】金色の髪のお姫さま チェコの昔話集

カレル・ヤロミール・エルベン, アルトゥシ・シャイネル, 木村有子 / 岩波書店
(10件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    カレル・ヤロミール・エルベン 
    1811〜70年。ボヘミア生まれ。作家、詩人、民俗学者。チェコとその周りの国々に伝わる民話・民謡・詩・ことわざなど、チェコ語の資料を収集したため「チェコのグリム」と呼ばれる。

    動物の言葉がわかる不思議な力をもつ若者が、美しい姫を手に入れるまでの冒険を描いた表題作ほか、チェコのグリムと評される19世紀の作家エルペンが収集した。チェコの人を暮らしを伝える代表的な昔話13話を衆力。物語を彩る繊細で美しいカラー挿絵も楽しめる。
    (『月間 MOE 2013年2月号』の紹介より)


    目次:
    火の鳥とキツネのリシカ

    オテサーネク

    小なべや、おかゆを煮ておくれ

    ものしりじいさんの三本の金色の髪

    金色の髪のお姫さま

    のっぽ、ふとっちょ、千里眼

    イタチの王さま

    三人の糸つむぎのおばあさん

    ララーシュとシェテック

    この世に死があってよかった

    知恵と幸運

    いじわるな妖精

    イェルカとヤギ

    訳者あとがき
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    投稿日:2022.09.28

  • みじこ

    みじこ

    小学生の時の学級文庫でザ・トラウマだった火の鳥の話がてっぺんに載っててカンドーしました。哀れ、みじん切り王子

    類話:日本昔ばなし→太郎・二郎・三郎(三又の道を歩くところなど),シシ取り太郎
    オズの魔法使い 逃げるパン坊や

    3人組の話は、和洋問わずよくありますが何故でしょう。2人じゃ物足りないし、4人じゃわちゃわちゃして且つコミュニケーションも上手くいきそうだし、3人だとどうしても人間関係に歪みがでるからかな?

    無理難題をクリアして、綺麗なお嫁さんを貰うor玉の輿婚する話も西洋よくある
    それを鑑みると、無理難題をクリアしてお嫁さんを取り返すっていう、絵姿女房はかなりのイレギュラーなような気がするー(近現代になって、できた話?もしくは、バッドエンドだったような気がするけど…
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    投稿日:2022.01.12

  • E

    E

    このレビューはネタバレを含みます

    手に取る機会があって読んだ。

    火の鳥とキツネのリシカ
    オテサーネク
    小なべや、おかゆを煮ておくれ
    ものしりじいさんの三本の金色の髪
    金色の髪のお姫さま
    のっぽ、ふとっちょ、千里眼
    イタチの王さま
    三人の糸つむぎのおばあさん
    ララーシュとシェテック
    この世に死があってよかった
    知恵と幸運
    いじわるな妖精
    イェルカとヤギ
    訳者あとがき

    ページの上下に花と蔦のプリントがあり、重厚感漂う絵が添えられている、ずっしりした本。
    文字も小さめだなぁと読み始めましたが、昔話の強い引力を感じて、わりとさくさく読めました。
    子どもの頃は、王子さまとお姫さまに無条件で憧れていたものだけれど、それが変わったのはいつだったろう?なんて、ぼんやり思ったりして。
    「おいしいおかゆ」の話に似てるな、美しい妖精は男を盲目にするという意味か、骸骨がこわいけど死は必要なものだな……、などなど、読みながらいろいろ考えてしまうこともありました。

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    投稿日:2021.06.08

  • ちーちゃん

    ちーちゃん

    このレビューはネタバレを含みます

    これはチェコのお話です。あるお話にとてもよく似ている13話の短編集です。どんなお話なのかはよんでみてからのお楽しみです。

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    投稿日:2020.06.01

  • いまりんママ

    いまりんママ

    チェコの昔話。挿絵も外国な感じですてきでした。
    死神を捕まえて、みんな死ななくなって大変困る話が面白かった。

    投稿日:2013.08.31

  • kuritanu

    kuritanu

    ヨーロッパだし、オーストリア支配もあった国だから、グリムとほとんど同じ話もたくさんある(「小なべや、おかゆを煮ておくれ」、「三人の糸つむぎのおばあさん」、「火の鳥とキツネのリシカ」など)。
    似てるけれどちょっと違う話(「イェルカとヤギ」)もある。
    表題作も「なんでも見える鏡」や「くつやのドラテフカ」に似ている。
    純粋にチェコだな、と感じるのはシュヴァンクマイエルの映画化がキョーレツだった「オテサーネク」、被支配の苦難を描く「イタチの王さま」、天邪鬼のような座敷わらしのような小鬼が出てくる「ララーシュとシュテック」など。
    シャイネルの絵が素晴らしく、布張りの原書がほしいものだと思う。
    こういう絵は日本人には描けない。今のヨーロッパ人も無理かも。クリムトの絵みたいな絢爛豪華な美しさ。
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    投稿日:2013.07.16

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