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樹原アンミツ / 集英社文庫 (50件のレビュー)
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isutabi
信仰心あるなしにかかわらず、やはり仏像は向き合う者のココロをうつすもんやなあ、と。/若者でありそれぞれの理由で仏像に惹かれた者でもある四人を描く。あと、まったく知らない世界に触れられる愉しさ。まひるの…仏さま。シゲとカヤノと親たち。運慶の不動明王に対するアイリの苦悩。決められないソウスケの葛藤。2024年1月14日続きを読む
投稿日:2024.01.14
ブックコンシェルジュ 近藤俊太郎
藝大 × 仏像 なかなか面白い小説だった。かなりのリサーチをした上で書かれているのでリアリティがある。 この流れで運慶についていろいろと調べたくなっている。笑
投稿日:2023.09.27
Rico
仏様鑑賞が趣味なので興味を持ち購入しました。 青春ストーリーの中に、日本の人たちの仏像に対する想いがあって、温かい気持ちで読みました。また仏像巡りに行きたくなる一冊でした。
投稿日:2023.09.23
npol
青春群像劇なのだが、読んでいると仏像の知識、歴史、模刻の難しさ、現代における仏像の役割などが分かるようになっている。 仏像の解説というと仏様の紹介から入ることが多いので、こういう小説形式で別の角度から…仏像を知られたのがとてもよかった。 文章も読みやすく、すっと読めた。現代の名著。続きを読む
投稿日:2023.08.12
まく
「何年かに一人、天才が出ればいい。あとの者はその天才の礎」という言葉が印象的でした 藝大の「芸は刈る」「藝は植える、増やす」などの部分も言葉を大切に書かれていて面白かったです
投稿日:2023.05.19
ゆい
芸術の世界は非常に奥深く、私の知らないことばかりで興味深い。だけどその世界に生きる人々は、私たちと同じ、心の中に悩みや葛藤を抱える人間だ。この作品はその2点が融合しているところに魅力が詰まっているのだ…と思う。 「間違うのも、答えを先延ばしにするのもしゃあない。せやけど、目の前の対象にはあくまで誠実でないといかん。逃げたら、自分からも逃げることになるんや。それこそ行き先がなくなる。」 言葉が刺さった。いくらでも悩んでいいし、考え抜いてもいい。だけど、逃げちゃダメだ。私もこれからの人生、この言葉を胸に刻んで生きていきたい。続きを読む
投稿日:2023.02.21
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