【感想】下町やぶさか診療所 いのちの約束

池永陽 / 集英社文庫
(11件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • なんてひだ

    なんてひだ

    続きをこんな直ぐに読めるとは嬉しいし麻世が診療所に一緒に生活出来てることがまた嬉しい。1番最後にお母さんとのやり取りがあったけど、そのまま次回に続くのかな思うた。あれは前回の刺したとき麻世を殺人犯にさせない看護婦にさせたい為にで、ギリギリまで心が戦っていたから、外道の梅村、他にも色々な人間が出るし、まさか八重子さんに重い過去があったとは、気づかない大先生もいいし、鈍感だけど言ってる筋が通る人も良いな。先に出来事を書いて後から実はと内容を書く池永陽さん好きだ。綺麗事じゃない話も好きだ続きを読む

    投稿日:2023.09.09

  • tonpei

    tonpei

    今回もやりきれなさや切なさを感じる話がたくさん(T-T)全てが幸せな終わりになるわけでは無いけれど、なぜだか心が温まる(^^)辛い経験をしてきた麻世ちゃんも、これからは心を癒しつつ素敵な女性に成長していくんだろうなぁ(*´-`*)潤一には悪いけれど、私は米倉さん推し(^^;)最後に、かかりつけ医はやぶさか診療所で!(^-^)/続きを読む

    投稿日:2023.05.14

  • マルプー

    マルプー

    シリーズ第2弾。1作目の麻世の母親の起こした事件について「疑惑」に繋がり、最終章で何となく明かされる。しかし、本意は読み取れなかったかな。章介と診療所の看護師の八重さんの儚い恋。この話が一番良かったが切なくも悲しい結末だった。八重さんも章介も「待ち」の姿勢が叶わなかった。これも人生なんだなとしみじみ思った。麟太郎先生の気っ風の良さに惚れ惚れする。下町の人たちに頼られる様が嬉しい。麻世と米倉師範代との道場での稽古試合の迫力に読んでいても緊張するするほどだった。麻世が人間的にも成長していくのが楽しみだ。続きを読む

    投稿日:2023.01.31

  • ramunesaitodot

    ramunesaitodot

    命は意外にしぶとい。
    しなやかに自らを改善治癒しようとする。
    でありながら、同時に脆い。
    失われる時にはあっけなく失われる。
    そして失われてしまえば、
    もう取り戻すことはできない。
    死は命よりもはるかにしたたかだ。
    下町のたまり場のような診療所、
    やぶさか診療所シリーズ第二弾。
    主役は意思、舞台は診療所ということで、
    生死のやり取りが引き続き行われる。
    救ったはずの生が、
    死から遠いと思われた命が、
    誠実に生きようが、必死に暮らしていようが、
    死は狙った獲物は逃さない。
    また生も、時に魅入られたように、
    死へと取り込まれていく。

    そんな生死の深刻さと裏腹に、
    物語の中では執拗に外見の美醜が語られる。
    企業ではハラスメント意識が高まり、
    メディアはコンプライアンスに震えあがり、
    子どもたちの間ではあだ名が禁止となる。
    深い交流より、
    当たり障りのないコミュニケーションを
    ベースとする社会では、
    美醜に関する表現・こだわりは異質に映る。
    一方で交流に際して、
    外見は重要な要素にある。
    人はそこを避けて他者と関わるのは難しい。
    モチベーションになり、
    ある意味、根源的な欲求たり得る。

    多様性は大事だけれど、
    率直な想いというものも大切に思う。
    ただ率直な発言によって、
    多様性の大事な部分が
    失われる可能性があることも事実。
    そして生と同じく、
    一度失うと取り戻すことは難しい。
    続きを読む

    投稿日:2022.06.20

  • NFCC図書館

    NFCC図書館

    浅草の診療所医師真野麟太郎は、地域で慕われ大先生と呼ばれている。強くなるため道場へ通う型破りな美少女麻世と患者や家族に温かく寄り添う大先生。涙と笑い、切なく愛おしい人情物語。(e-honより)

    投稿日:2022.06.06

  • Bookrium

    Bookrium

    シリーズ2作目ですが、苦しい人生のエピソードが少し多過ぎる気がする。ここまで苦しいのは偶にして、温かく柔らかな物語を増やせないものだろうが。麻世の成長を見守りたいので、この先も読むつもりですけどね。

    投稿日:2022.05.15

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