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雪村花菜, 桐矢隆 / 富士見L文庫 (8件のレビュー)
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jube
新しく入ってきた悪女顔の仙娥の事情があかされる。やっぱりな、という感じ。ともかく、どうしようも陰気。ただ、冷宮の小玉がそれなりに腐らず、正義は勝つ的な、まあええんでは。文林との関係がこじれすぎてどうも…ならん感じ。続きを読む
投稿日:2023.10.21
永遠ニ馨ル
小玉の運命というか、立場というか乱高下しすぎでしょう。 1冊の間に、皇后から冷宮へ、そしてまた後宮へ、って。 小玉の立場が変わるように 周囲の人間の在り様も変わっていきます。 生きていくって、そうい…うことなのかな。 だからこそ、変わらないものがこの作中にもあってほしいなぁと思っています。 ところでふと下世話なことを感じたのですが、 ヒロインが40歳を超えるって、ティーンズ対象の文庫でアリなの? そして、不惑の40とかいうけど、小玉はブレまくっています。 第1部のときと、彼女の印象が違ってみえるのは私だけかしら。続きを読む
投稿日:2023.01.02
雪月ソウ
十三巻を先に読んでしまったのですが、この巻を読んでようやく話がつながりました。 囚人として扱われることになった小玉ですが、囚人となってもまあまあ順応して明るく過ごして行けるのは、協力者がいるからですね…。仕切っている女もそれはわかっているので来たるべき恩赦に備えて扱いも悪くありません。 でもまあなんというか、そういう展開かとちょっと嫌な感じになりました。 当然のことながら、小玉に罪があるわけではないのに囚人扱いでしたから、恩赦されて後宮に戻っても立場は以前後宮に上がったときの位にまで落ちたため、真桂よりも下の位に。 しかし、文林は最後までへたれのままかしらね。続きを読む
投稿日:2022.04.13
fattycatlover
このレビューはネタバレを含みます
軍人皇帝の第十二弾。 囚人となった小玉。 もともと兵士だった身とはいえ、 食事は十分ではなく、虫に刺され、布団は薄く、 辛くない訳はない。 それでも周りに助けられ、 協力を呼び込み、無事後宮に戻る。 もはや皇后ではないが。 囚人に貶めた妃は自害で、幕が引かれる。 文林は賢妃の膝で吐いてしまうのが、気の毒。 また小玉が悩んでいた流産が、妊娠ではなかったのかもと判ったが、 ちょっと酷い話だと思った。 隣国の皇帝の目に留まった美女は、 今後台風の目となるのか。
投稿日:2021.09.01
いりや
初めの頃は次のページをめくるのがもどかしいくらいきらきらしていた物語が、まわりくどく、お疲れモード…読むのがしんどくなってきました。 世知辛さだけが後味に残って読了…。
投稿日:2021.02.15
さや
この夫婦の在り方を現代の自分が感じて考えた違和感があって。 なんとなく割り切れない気持ちがあったのだけど。 職業としての皇帝皇后を全うして欲しい側の人。 皇帝皇后の以前問題としての主人公たち思考、価値…観など。 いろいろ考えてしまいながら読んでしまう。 ヒロイン小玉は後世とても人気のある歴史上の人物となるという後付けが先に入る物語なのでステージハズバンドとなる旦那がもっとしっかりして欲しい気がする。 過去編とやっと重なる部分が出てきて面白かった。恋人ってこの人なのかという。 やれ薬がどうの。料理がどうの。そういう生活の面で皇帝、後宮を支えるヒロインではなくあくまで実務で働くヒロインというところを次作以降も期待してます。 完璧じゃないところがいいんだけど完璧を求める人がしんどいのかもしれない。続きを読む
投稿日:2021.01.31
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