火喰鳥を、喰う

原浩 / 角川書店単行本
(8件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
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ブクログレビュー

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  • kimikokumiken

    kimikokumiken

    このレビューはネタバレを含みます

    ミステリーとホラーが、入り交じった本との紹介文で、読み始めた。

    墓石の名前を削られた出来事、太平洋戦争末期に戦死した大伯父の日記・・・から始まる。
    信州の田舎で、起きた異変。

    はじめは、入籍から1年の夫婦の会話が、どことなく違和感があると思いながら、、、読み始めた。

    「始まる日」から、何が起こるのだろうか・と、思いながらも、戦争時に書いた日記が、久喜雄司の手元に届く。
    その日記に書かれていなかった言葉を、久喜有里子の弟 亮が、「ヒクイドリヲ、クウ」と、無意識の中、書いてしまう。

    さてさて、本の題名の言葉が、登場してくるのだが、・・・・
    その後、一日目から八日目迄、現実と夢の出来事か、そして、過去の戦争時代の話と、今の現在の生活の話とが、入り交じりながら、、、話が交差している。
    そして、登場していた、祖父の保や有里子の弟 亮迄が、存在しない話に なって来ると、これは、ミステリーではないのでは・・・思えて来た。
    雄司の母親の存在も薄い。

    ホラーにしても、ヒクイドリを登場させたのは、何なんだろうか?と、思いながら、最後まで、読み進んだのだが、あれほど、無残な死であった夕里子
    や北斗総一郎は、元気に最後に笑顔で、登場には、とても、納得できないような感の終わり方の様な気がする。

    この主人公は、誰だったのか???と、思いながら、受賞の言葉・選評のページを読んでみた。
    黒川博行氏の墓石の名入れにも、専門家から見た観点もあり、拝読した。
    辻村深月氏の「生きる意思」を感じる点が鍵と。
    道尾秀介氏の ホラーが、怖くないという観念は、恐怖のストライクゾーンが、異なると、見方や感じ方が、違うのだと。
    なるほど!と、選評する方の意見が、興味深く面白く、読み終えた。

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    投稿日:2021.02.10

  • ichiroh0157

    ichiroh0157

    ホラーの世界に引きずり込まれ、知らぬ間にはらはらドキドキきっと最後はうまくまとめ元の世界に戻ってこられるのだろうと、最後の最後ニヤッとしてしまった。

    投稿日:2021.02.02

  • はる

    はる

    ホラーの枠で紹介されていたが、どちらかというとファンタジーのようだった。
    2つの並行世界や悪夢など、日常が脅かされていく苦しみがねっとりと描かれている。

    投稿日:2021.01.25

  • ryodo

    ryodo

    辻村深月先生の「謎への引きこみ方が見事。読了後は心地よい酩酊感に襲われました」という選評に惹かれて…。太平洋戦争で戦死した大叔父の日記が見つかったことで不可解な出来事が起き始めるホラーミステリー。異様で不穏な空気が終始漂う世界観に引き込まれた。ホラー小説ならではの読んでいてゾワゾワする気持ち悪さを覚える。ミステリーとしても秀逸で、もう一つの不気味な現実に侵食されていく恐ろしさが文章でしっかり伝わってくる。ラストは予想外だったなぁ…辻村さんの言う酩酊感とはコレか。続きを読む

    投稿日:2021.01.24

  • びー

    びー

    このレビューはネタバレを含みます

    どちらの世界が生き残れるか
    どちらの現実が相手を喰らうことができるか
    個人的には普通に怖くて楽しめた

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    投稿日:2021.01.23

  • robin1101

    robin1101

    このレビューはネタバレを含みます

    異国の地で発見された大伯父の日記。それは太平洋戦争の時に書き記されたものだった。それが届けられたのをきっかけに様々な怪現象が起き始める。墓石の破壊、記者の狂乱、祖父の失踪など久喜家にいったい何が起きているのか?


    横溝正史ミステリ&ホラー大賞で、大賞を受賞した作品。想像を掻き立てるゾワリゾワリとしたホラーな文章に惹き込まれました。恐怖を誘う雰囲気に何か襲われるのでは?と錯覚してしまい、物音が聞こえるたびにビクッとしてしまいました。
    怪現象が起きるたびにこれは夢なのか?現実なのか?と徐々に迫ってくる恐怖がたまりませんでした。

    文章の表現が「ザ・ホラー」と思わせるような酷い描写、残虐でもあり、冷酷でもあったので、文字だけなのにゾワゾワとした気持ちにさせてくれるのは、凄いなと思いました。

    関係者が次々と消え、存在や記憶さえも消えていく。もはや異次元の世界にいるような感じになり、これがどう収束していくのか、文章も読みやすかったので、ページが止まりませんでした。

    最後はハッピーエンドかバッドエンドかどちらでも捉えられる終わり方にどう捉えればいいか複雑な気持ちになりました。個人的にはバッドエンドかなと思いました。それまでのおぞましい雰囲気から一転、穏やかで爽やかな空気感を演出していて、それが逆に何とも言えないホラーとも感じ取れました。

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    投稿日:2021.01.18

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