【感想】南朝研究の最前線 ここまでわかった「建武政権」から後南朝まで

日本史史料研究会, 呉座 勇一 / 朝日文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • his360

    his360

    洋泉社版は読んでるので事実上の再読。以前に比べ自分の知識も増えてるからか、すらすらと読めた。前後の時代との連続性を意識すると理解が深まると思う。

    投稿日:2021.01.07

  • 重度積読症

    重度積読症

     森茂暁氏の『南朝全史』『闇の歴史、後南朝』と読んできて南北朝時代について関心が高まっていたので、本書が文庫で読めるようになったのは、とてもうれしい。

     本書は、編者呉座勇一氏による全体構成が述べられた前書きと15の論考から構成されている。各論考とも、最前線の名のとおり、最新の研究水準に立脚した興味深いテーマが取り上げられている。
     建武政権及び後醍醐親政の評価については、政権の政統治体制や宗教的特異性に着目する、例えば網野善彦の『異形の王権』があったが(自分も読んだ当時蒙を開かれたと感激した記憶がある)、大覚寺統の研究の進展により必ずしも後醍醐天皇に限ったことではないことが分かってくるなど、研究は進んでいるのだなあと、実感できた。

     
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    投稿日:2020.11.15

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