【感想】神と呼ばれる鉄道YouTuber スーツの素顔

スーツ / 三才ブックス
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • てぃえむてぃ

    てぃえむてぃ

    最近YouTubeでスーツくんの動画にハマり、たまたまブックオフにて本に出会い、購入。

    まず文字量が多くてすごい読み応えある。スーツくんの有名になるまでの経歴を知りたくて読んだが、余すことなくこの本に書かれていた!

    学生時代からJR職員の採用試験からYouTubeの動画がバズるまで〜など、この本を読めばスーツくんに関する教養はほぼ抑えられると言ってもいい。

    やはり諦めないことと、分析から繰り返し。
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    投稿日:2023.11.20

  • setu

    setu

    学生さんだけあって淀みなく続く文章に、最初ついていくのが大変でした。
    YouTube は何度も視聴していましたので、なるほどと感じることも。
    考えが変わっていったことも素直に書き留められていました。
    スーツ氏の更なる鉄道の勉強を楽しみに、他も読んでいこうかと。続きを読む

    投稿日:2022.07.22

  • ダルメシ・アン

    ダルメシ・アン

    スーツ氏のYouTubeを見て、一体この流暢にとんでもない知識量を披露している若者はどんな人なのだろうと検索したところこちらの書籍が出ていたので読んでみた。
    (動画の量が膨大すぎて、とても全てを見てスーツ氏を知る事は時間的に不可能なのでとても助かる)

    彼の生い立ちから2020年に至るまでの事が書かれており、改行の少ないギュウギュウの文章は読むとスーツ氏の声で脳内再生される。

    小さな頃から生粋の鉄道オタクというものだから、いわゆる「好きな事で生きていく」のYouTuberと思いきや、ガッツリと金儲けに対する執着がある事が意外だった。
    あのチャンネルに投稿されている大量の動画は試行錯誤の結晶なのだとわかった。

    鉄道オタク向けにと思っていたが、そうじゃ無い人にも沢山届いたのがスーツ氏としては意外だったそうな。そういう自分もスーツ氏のYouTubeがきっかけで鉄道や地理に興味を持ったので感謝してる。

    毎日何気なく乗っている東京の電車の景色が少し変わった。そんな気持ちになる本。
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    投稿日:2022.06.05

  • tasogareanalysis

    tasogareanalysis

    このレビューはネタバレを含みます

    「その男雄弁につき!洞察と描写に優れたセルフ・プレゼンの書!」
    横浜国立大学在学中のYouTuber、スーツさんの初めての著作となるエッセイです。出版社は三才ブックスです。

    現世を司るGoogle先生の号令により「好きなことで、生きていく」なる惹句で一大プロモーションが打たれたのも今や昔。子供がなりたいランキングに名を連ねるまでになった職業・YouTuber。果てしなく高い山頂とだだっ広い麓の展望が大変よろしいソーシャルネイティヴ時代を象徴する存在です。

    スーツさんの生業は鉄道、もしくは旅行がテーマのYouTuber。その名の通りいついかなる時もスーツに身を包みハンディカム片手に日本全国股に掛け、編集まで行い投稿した動画の広告収入で活動。地上波テレビのゴールデンタイムにも顔を現す等山頂に限りなく近い位置に居る鉄道界のスーパースター。因みに神と呼ばれるのはあくまで内輪受けネタであって説法を説いている訳ではありません。
    鉄道マニアでもない私が本書を手に取った理由は単純に彼のファンであるから。好んで観ていた鉄道前面展望動画の関連に現れた彼の手掛けた信越本線・横川−軽井沢間の散策動画、ジジ臭い格好した若者が立て板に水で捲し立てる様子にギョっとはしましたが疾走感ある喋りは心地よく、今では暇さえあれば観てしまう立派な信者の一員です。

    本書は極めて個性の強い彼の自伝的エッセイとなっています。生い立ちから現職との出会い、奮闘をですます調でマシンガン・ライティング。文章量はみっちり詰まりボリューム大ですが思いの外スラスラ読めて、読後は心地良い疲労感でお腹いっぱい。
    あくまで自伝であって指南の書ではないのですが、一方で軽薄でさえある職業・YouTuberの輪郭を正しく掴むヒントも随所に散りばめられています。本人的には手応えの無かった横浜国立大学入学試験、ゼミ教授も舌を巻く経験を通じ専門性の高い知識とプレゼンテーション能力が武器になると浮かび上がらす筆致にはクールな佇まいを忘れ熱量が迸ります。

    彼を個性派たらしめているのはマニアとしての濃さ以上によく「見る」こと。鉄道であっても観光地であっても、あるいは対象が自分自身であったとしても、正しく観察して胸に落ちる描写を試みる姿勢は趣向は違えど同じオタクとして大いに見習うべきところであります。

    象徴的なのが同業者へ宛てたレビュー。自身も含まれる「ぼっち系YouTuber」のライバル達を的確に、かつ大いなるリスペクトと共に描写。端くれとして読者の行動喚起がレビューの肝だと思っているのですが彼の文は最たるもので、自然とパーカーさんやステハゲの動画が見たくなってしょうがなくなる事態に。

    YouTubeの舞台も単なる序章に過ぎないと思わせる、当代随一レビュワーの言を見逃す手はありません。

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    投稿日:2020.10.25

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