【感想】ビジネス教養としてのアート

岡田温司, 造事務所 / KADOKAWA
(11件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
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6
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ブクログレビュー

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  • ミイ

    ミイ

    「教養」と銘打たれているのは、アートという正解の無いものをどう受け止めるか?という問いに対する筆者からのヒントのようです。
    アートと経済、アートと歴史、アートと思想、アートとテクノロジーのそれぞれの観点から、写真付きでアートの意味、意図、背景、歴史、影響などが語られています。
    千利休を新たな価値を産み出したプロデューサーとして捉える考え方は、へぇなるほどという感じです。
    ほどほどのボリュームで読みやすく、手軽な入門教養書として良さそうです。
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    投稿日:2022.09.14

  • ともくん

    ともくん

    本著がビジネスに役立つか否かは疑問。
    しかし、広く浅くアートについて学べる。

    自分としては今までアートに対して興味を持っていなかったが、
    最近美術館に行ってみたいなという思いが湧いてきていたのでちょうどよかった。
    アートへの入り口としては良い本だと思う。

    自分は絵画に込められたストーリーを知ることが好きだということがわかった。
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    投稿日:2022.04.08

  • jerico

    jerico

    アートを社会や経済、宗教など様々な外的要因との関わりとともに、どのように進化変容していったのかを、分かりやすく解説した、アートの入門書。

    投稿日:2022.02.12

  • Teddy

    Teddy

    ビジネスマンにリベラルアーツの教養が必要と言われて久しい今日この頃、新刊案内の書評か何かで見つけて、ポチッとした一冊。
    一つの絵について細かく解説するというよりも、その背景の歴史や社会状況なんかを紐解いて、理解するヒントをくれるという感じです。ちょっとしたうんちく。
    まあ、日本人はゴッホより普通にラッセンが好きですからね。
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    投稿日:2022.02.04

  • hitomi

    hitomi

    めちゃくちゃ面白かった!とにかくメモが多い。うまく転用して活かしてみたい。

    ・起こる事象にどのような反応するかは、個々人の内面が決める
    つまり、対象は鏡であり、起こる反応はその人の内面の心象風景そのものである
    例えば、奈良美知の作品を見て怖い、狂気を感じるのならば、その人の内面に子どものようの鋭さや狂気が宿っているのかもしれない

    ・エディション、価格をコントロールする

    ・日本社会におけるアート
    きれいなもの、美しいもの、技術高いもの、すなわち、わかりやすいもの、が評価されやすい。バブル期のラッセン等(キラキラでペラペラで中身がなかったとしても、わかりやすい美しさがあるので受け入れられやすい。なお、ラッセンは日本でのみ有名で、海外ではほぼ無名)

    ・欧米におけるアート
    知的なもの、言語ゲーム的、価値観や考え方が近いもの、すなわち、コンセプトが優れているものが重要視される
    村上隆のマイロンサムカウボーイなど(理解不能すぎる)

    ・アートマーケット
    プライマリーマーケット、セカンダリーマーケットがある。過去最高額更新は、セカンダリーマーケットで行われている。一般的な市場では車も家も、中古品は新品に比べて値下がりする。一方で、アートマーケットは、作品の希少生と歴史性こそが市場価値に結びつき、中古作品の方が値上がりする。ヴィンテージに近い考え方。

    ・アートと科学は相入れないものと思われがちだが、古代ギリシャではテクネーと言って、同じ語源であす。中世ラテン語でアルス(アートの語源)となった

    ・天才の語源
    ラテン語では、ゲニウスと言う。これは生まれた瞬間からその人を守ってくれる守護霊を指し、人は誰もがそれぞれその人なりの才能が備わっていると言う考え方
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    投稿日:2021.11.07

  • Issei

    Issei

    章ごとに内容がややぶつ切りだが、詳しくない自分には読みやすいボリュームだった。
    アートの価値が、モノ自体からコンセプトへと変化していく流れは、モノ消費からコト消費へ移行している流れとパラレルに感じた。

    投稿日:2021.07.09

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