【感想】戦国姫 ―織田の姫君たち―

藤咲あゆな, マルイノ / 集英社みらい文庫
(1件のレビュー)

総合評価:

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  • deroderoh

    deroderoh

    織田信長に関係する姫君たちについて書かれたもの。

    土田御前、お犬の方、おつやの方、徳姫、冬姫
    それぞれ一章の物語で説明。

    小学校高学年から中学生向きの本で、イラストも少女アニメ風でとっつきやすい。

    私は基本的に歴史に疎いので、全ての姫君を知らなく、新鮮な感覚で読めました。

    作者の創作も存分に入っているであろう物語なので、姫君達は、読者の少女達が共感しやすいように、純粋な愛情を信長や姉妹に抱いているように描かれている。
    実際は、戦国のなんでもありの下克上の時代だから、当然そんな純粋な気持ちだけではない、ピリピリ、ドロドロとした感情も多く渦巻いていたであろう。

    戦国時代は正に男たちが主役の時代。
    歴史の波に翻弄され、駒として機能する女性達の、女性からの目線の物語は、戦争の過酷さ、諸行無常な世の中を感じさせるものでした。

    特に信長の叔母つやの方の話が印象深かった。
    武田と織田に翻弄され、最後は裏切り者として処刑される。
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    投稿日:2021.01.19

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