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松下麻理緒 / 小学館文庫 (5件のレビュー)
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総合評価:
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ちゃー
このレビューはネタバレを含みます
2023.4.30読了 読書をしていると、ストーリーの面白さを味わうと同時にそこに登場する人物の職業を初めて知ることもある。 この作品に登場する、加賀美聡子は家裁調査官だが、そういう職業もあるのだなと勉強になった。著者は実際に家裁調査官の経験を経てこの作品を書かれたということで、その仕事内容がわかりやすく描かれている。 加賀美は幾つかの事件を抱えているが、鈍感な自分は家裁調査官の仕事例として紹介されているのかと思いながら読んでいた。 しかし、そのうちの二つの案件が徐々に繋がっていくのである。 まずそこで読むのが止まらなくなり、最後には意外な事実が明らかになる。 読み応えがあったので、著者の別の作品も読んでみたいと思う。
投稿日:2023.04.30
mayasmr
読んだことのない方で題材に惹かれて読んでみました。全体に展開が遅めで、そのわりに深みに欠ける描写でした。終盤の筋も分かりやすく、安物ドラマみたいでした。題材は良さそうだっただけに残念。
投稿日:2022.08.09
honno-遊民
家裁調査官が主人公のお仕事小説ともいえる”クライムサスペンス”。 主人公は、加賀美聡子。裁判官同様に数十件の案件を抱えており、今回メインとなるのが、失踪宣告の申請を調査する事案。 一人暮らしの老婆が亡…くなり遺産が3億円。3人の息子はすでに亡くなっており、相続人は3人の孫。しかし、その一人薫が行方不明で、彼に遺産を遺贈するという遺言書が見つかったことから、他の孫が失踪宣告を申請する。 さいたま家裁の調査官加賀美聡子が薫の消息を追う。彼の悲惨な子供時代を調べ上げ、養護施設から勤め先へと辿り着くが、そこからの行方がようとして掴めない。 やがて、弁護士の協力を得てようやく彼を発見。 その結果の意外な事実と、さらに弁護士が・・・ 欲にまみれた相続人や薫の得る遺産を当てにする母親を始め、不倫や子供の親権を争う別居中の夫婦等々、様々な人間模様が描き出される小説。 家裁調査官シリーズとしての続編が待たれる。続きを読む
投稿日:2021.11.24
haji07-2020
11月-29。3.0点。 女性家裁調査官が主人公。老婆が孤独死するが、相続人は孫名。しかし、うち一人は行方不明。その後、老婆の家から行方不明の孫に遺産を全額相続するとのメモが出て。 読みやすい。行方…不明の孫の意外な事実などあり、結構面白い。 但し真犯人については、既に前半から「怪しい」と分かってしまった。続きを読む
投稿日:2020.12.02
yoshi1004
家裁の調査官が主人公。離婚調停と遺産相続者の失踪宣告に奔走しているうちに、事件性に気付く。少し冗長な気がするが、終わり方の裏切りが半端ない。
投稿日:2020.10.29
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