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松本敏治 / 角川ソフィア文庫 (23件のレビュー)
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総合評価:
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suchio
途中から少し方向性に迷いを感じたが、さまざまな調査の方法は勉強になった。方言を話すというコミュニケーションが困難なのだと思う。言語習得は自然言語と学習言語のふた通りある。
投稿日:2024.01.21
miserybeatle
「パターン・シーカー」にあるように自閉症のシステム化マインドも人類にとって大事なものだったわけだが、一方で共感性や社会性を苦手とする為に彼らは方言を話さない 大なり小なり誰にでも自閉症マインドはある…のかも スペクトラムなんだし 面白かった!続きを読む
投稿日:2023.04.08
sho
書店で最初の"発端"を読んでその文のおもしろさに惹かれ、購入して読み終わったあともいい本に出会ったなぁとしみじみ感じました。 自閉症の子どもがどうして方言を使用しない(覚えない?)のかという疑問を、地…元の身近なところからもっと広い範囲へ、内容へと突き詰めていく過程がとてもおもしろかったです。 また要所要所で出てくるたとえ話が的確でわかりやすいのもよかった。 何気なく使っている日常の言葉にもいろいろなルールや特色があること、コミュニケーションをとる上で細やかな気遣いや心の機微で言葉が成り立ってることがよくわかる一冊でした。続きを読む
投稿日:2023.02.09
シマエナガ
内容としてはとても勉強になり、なるほど〜と思うことも多かった。しかし、重複する文章が多くてちょっと斜め読みしてしまった…
投稿日:2022.03.09
ユウヤ
保健師や特別支援教育関係者の間で暗黙の了解として知られていた「自閉症児は方言を話さない」現象。 これを研究テーマとして全国調査した結果をまとめた本書。 タイトルに惹かれて読み始めたが、アンケート結果の…羅列が続くので読み物としては面白くなかった。 斜め読みとなってしまったが、ASDは相手の意図を理解する力が弱く、そのコミュニケーションの問題から相手に合わせた言葉遣いをするのが難しい。 ことばの学習も周囲からではなく、テレビやビデオなどから学習するため結果的に共通語になる傾向にある、ということなのだと思う。間違っていたらすみません。 全体を振り返って最後に結論をまとめた章がたぶん「おわりに」なのだと思うが、これも筆者が何を言いたいのかがいまいち伝わってこず、ただ実施した調査を時系列で並べたのみという印象を受けた。 どの調査でどういう結果が出て、こういうことが考えられるということを明記して欲しいなと感じた。 続きを読む
投稿日:2022.01.27
P_tan
自閉スペクトラム症(ASD)の子が方言を話さないというのは、自身の息子の印象とも合っており興味深く読んだ。 息子は小1で三語文程度の発語はあるが、本書に書かれているようにビデオや本からその場に応じた…セリフを抽出したような話し方をする。 そのような現象が、ASDが持つ意図理解の困難さに起因するという説が述べられていて、なるほどと思った。 本書の段階ではまだ仮説の段階のようだが、言語能力障害の原因の検証が進むことを願っている。そして、息子とのコミュニケーションがもっと取れるような日がくればうれしい。 次は本書の続編の「リターンズ」を読んでみる。続きを読む
投稿日:2022.01.14
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