【感想】泣き虫弱虫諸葛孔明 第伍部

酒見賢一 / 文春文庫
(8件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • gaaco

    gaaco

    この最終巻では、劉備の遺児、劉禅を戴き、南方への遠征、そして五度に渡る北伐の末に、孔明が落命する件が描かれる。

    私にとっては、マイ・ファースト三国志。
    出師の表はかろうじて「聞いたことがある」レベル
    五丈原の戦い、「死せる孔明、生ける仲達を走らす」はこのことであったか、という体たらく。

    第四部がなかなかしんどかったこともあり、読み通せるか心配だったが、冒頭の「ラーメン屋三国志」によるここまでのあらすじのおさらいで助かった。

    劉備死後の孔明は、自分の柄に合わないことをやらざるを得なくなっている感が強い。
    普通(!?)の三国志ものを読んでいたら、孔明の晩年はなかなか読んでいて寂しく、つらかったかもしれない。
    が、酒見版では、天才軍師も変態軍師として、徹底的に戯画化される。
    孟獲との七たびに及ぶ戦いも、どこか面白いお話として楽しめてしまうのだ。

    どうしよう、もう他の三国志になじめないかもしれない。
    続きを読む

    投稿日:2022.11.27

  • ktakeuchi

    ktakeuchi

    第2巻の長坂坡の戦いまでは凄まじく面白かったのだけど、その先はふつうの三国志演義になってしまったって感じだな。それが面白くないことはないのだけど、1巻2巻の面白さがあまりにも鮮烈だったために、どうしてもね。続きを読む

    投稿日:2021.12.30

  • yosshaking

    yosshaking

    このレビューはネタバレを含みます

    酒味三國志、堂々完結。変態孔明もついに五丈原に散る。「ときどき、しんみりといい顔をする人でした」と語った孔明にゾッコンです。また三國志が豊かになりました。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.04.28

  • kazubook21613

    kazubook21613

    評価は5巻を通してのもの。

    様々な三国志の中でも特異な世界観の三国志。この第5巻は、流石に主だった登場人物も物故して、孔明の切れ味も鈍りがちになるが、最後にキラリと光り輝いて歴史に名を残します。

    中国人にも判官贔屓ってあるのかな。現代の中国人にはない気がしますが。

    案外、初めて三国志を読む人に本書はおすすめかもしれません。語り手(作者)が時折入れるチャチャが的を得てる気がします。

    流石に全巻読破すると充実感はあります。その分星0.5プラスかな。
    続きを読む

    投稿日:2021.01.24

  • ロカ

    ロカ

    このレビューはネタバレを含みます

    これにて終わりにそろ。

    三国志はやっぱり、面白いね。ここまでぶっとんだ設定でも、劉備は劉備で、曹操は曹操で、孔明は孔明として生きて、舞台から消えてゆく。

    これからも「孔明のヨメ。」を読んでいくし、三国志から完全に離れるわけじゃないけど。

    まずは酒見さん、お疲れ様でした(^^)

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.09.18

  • yamanokikuzu

    yamanokikuzu

    劉備亡き後のお話はどうなんだろう? と思いながら読み始めましたが、南方成敗も滅法面白かったです。
    結局最後まで読むスピードは衰えませんでした。
    最後の方、しんみりしてしまうのは仕方がないですね。

    投稿日:2020.08.29

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