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西造, 世叛 / 興陽館 (2件のレビュー)
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総合評価:
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ichihuyu
表紙と帯のキーワードに惹かれて購入。 全部の作品において、 共通のメッセージ性があった。 それは「生きる」こと。 家族であれ、恋人であれ、友達であれ、 片方が旅立つと当然残された者は「生きていかな…ければならない」。 死の先にある「生きる」ことをテーマにした良い短編集でした。 綺麗で読みやすく、万人受けしやすい内容だと思います。 が、悪く言えばパンチが足りない。 どこか物足りない設定。 どこか既視感のある話。(パクリとかではないですよ) 独特の世界観のはずなのに何故なのか。 素敵なんですが、もう一歩・・・感が否めない。 漫画描きではないですが、短編で魅せることの難しさを実感した本でした。 ただ、この作者さんの世界観や台詞回し、キャラクターは好きです。 この作者さんのcomicoの漫画は読んだことがなかったので、 いつか読んでみたいです。続きを読む
投稿日:2016.08.18
あおい
漫画アプリ・comicoで人気の『遠くの日には青く』の作者による作品集。 すごく綺麗な表紙だなぁと思って思わず手に取ってしまいました。 『遠くの日には青く』は不思議な世界観で文学的な難解さもある味わ…い深い作品なのでこれもそうなのかなと思って読みましたが、どうもそのあたりの感じはマイルドだなと。あとがきまで読んで、「あ、これ作画の西造さんの過去の作品なんだ」とわかりました。原作の世叛さんは関わっていないと。いつものあのふわふわとした難解で空白のある不思議な感じは原作の世叛さんによるものなんだなぁとわかりました。 でもさあ、表紙の帯には「西造+世叛 待望の新作書き下ろし!」って宣伝してるからてっきりお二人の完全新作の1冊なのかと思っちゃったよ。違うじゃん、8割がた西造さんの過去作品じゃん。いや、西造さんの過去作品が嫌だったわけじゃなく内容はすごく面白かったのだけどさ、なんかちょっとびっくりしたというか。 お二人による新作書き下ろしは、多分一番最後に収録されていた表題作「夜を灯して」ですよね。他と毛色が明らかに違ってて「うおおこれはさっきまで読んでたのと何か違う」と思いました。 お二人の作品は絵もストーリーの雰囲気もすごく好みなので、これからも応援していきたいと思います。続きを読む
投稿日:2016.08.11
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