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野村亮太 / ボイジャー (3件のレビュー)
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総合評価:
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ktazuke
「認知科学が挑む落語の神秘」というキャッチコピー。試みようとしていることはなんとなくわかるが、落語分析の本編がどうもピンとこなかった。
投稿日:2021.04.06
gine
落語を観客とのメタ的相互コミュニケーションや、噺家の持つナラティブ、設定したコンセプト、中動の文脈、裏切りの笑いや当座のスクリプトなどの仕組みで解いた秀逸な本。 数理モデルなど理系のアプローチを中心に…置きながら、本としては文系というか人間中心の立ち位置を持つ、稀有なバランス感覚の著者。 自己批判や反証、関係者への配慮も誠実に行っており、研究者としても超一流に感じ、今後の研究の深まりにも強く関心を持った。続きを読む
投稿日:2020.12.31
Dr.(読多ー)あんころ猫
落語の面白さや上手さを認知科学で解き明かそうという内容。 とはいえ科学的な手法で落語の上手さが測れるかと言えばかなり難しく、著者も測定方法を見つけるまでは非常に苦労したようだ。 それでも「まばたき…同期」という手法による調査は中々興味深く、なるほどと思った。 笑いは緊張と弛緩の落差によって起こるというところから見れば観客側に筋電図をつけて調べるというのもアリかもしれない。 ただしそんな実験動物状態で落語を素で楽しめるかどうかあやしいが・・・。 この本は落語を認知科学で解く為の一歩目を示した本ですね。 今後のさらなる実験・研究を期待します。続きを読む
投稿日:2020.08.13
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