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持田冥介 / メディアワークス文庫 (8件のレビュー)
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金糸雀
生きづらさを抱える水森陽向は、真夜中、不思議な声に呼ばれ辿り着いた夜の公園で、衝撃の光景に目にすることとなる。そこでは、10代の子ども達が殺し合いを繰り広げていた…。 夜の公園では殺されても生き返る…。しかし、何故殺し合うのか、何故10代の子ども達が集められているのか、子ども達の共通点とはなんなのか。 10代の頃に、誰しもが持つとは限らない葛藤や悩みについて、少しの答えが見つかるかもしれない。続きを読む
投稿日:2024.03.06
うたえなが
すごく面白かった。行きづらさを感じる人が行く夜の公園。そこでは殺し合いをする。でも、死んでも生き返る。 学生の悩み、葛藤、心の闇。生きることを問いかけてくる作品でした。
投稿日:2024.03.05
M&M
感情と感情のぶつかり合い。 毎日殺し合いが行われてて、それは刀とかを使って相手を殺す。 でも本当は身体の殺し合いじゃなくて、感情と感情のぶつかり合いなんだなって思った。 強くなろうとせずに、弱いなりに…、しっかり考えて、1日1日を生きていく。 弱いことは悪いことじゃないんだな、強くなろうとしなくていいんだな、1人でなんでも抱え込まなくてもいいんだな、っていろいろ考えさせられる。 実際にこんな場所があるなら自分はきっと呼ばれない気がする。続きを読む
投稿日:2024.01.30
Anno
生き辛さを抱える高校生の水森陽向は、真夜中に辿り着いた夜の公園で、殺し合いを繰り広げる子供達を見る。夜の公園では殺されても生き返り、集まるのは現実に馴染めない子供達。 彼らはなぜ殺しあうのか。殺し合い…を通し、陽向は彼らの、そして自分の悩みや葛藤を知ってゆく。 うーん……、これはもう読み返したくないなぁ……。 これは別にこの本が小説としてどうとかではなく、ある登場人物の境遇が自分とかなり重なってしまって勝手に抉られただけです。もういい大人なのにこんなショック受けるとは予想外でした。殺し合い云々はおいておいても、心をさらけ出せる場所、ぶつかり合える人は必要ですね。でないと大人になってもこんな状態になってしまう。 日中それぞれの問題に直面し、不満や生き辛さを抱える彼らは、夜の公園でのデスゲームを通して自分を見つめなおしていく。デスゲームを通して知るのは、きっと他人との関わり方。押し殺していた自我や不満や希望を、行動や言葉にかえる方法なのかもしれません。 少しぼんやりとした終わりではありますが、きっとみんないい方向に向かっていけるだろうという希望があります。 デビュー作という事で、文章の技巧的には少し拙いのかもしれない。でも、それが逆に小学生から高校生の間という登場人物たちと重なってなんというか「生」っぽくて良いと思いました。 多分ですけど、作者さんもかなりお若い方なんじゃないのかな。デスゲームなんてタイトルについていますけど、繊細な感性で書かれた、壊れやすくて優しい話です。続きを読む
投稿日:2023.04.19
迷ヰ犬
中高生の繊細で複雑なの心がそのまま映されたような小説。 それぞれの登場人物が抱える様々な苦しみ。そんな大人には理解してもらえないあの気持ちをこの小説は代弁してくれる。 読んでいて心が軽くなるのを実…感すると共に、この気持ちを忘れたくないとも思った。 私はまだ高校生なので中高生の気持ちくらいしかわからないが、大人になると忘れてしまう感情もきっとあると思う。もし忘れてしまったとき、またこの小説を読もうと思う。続きを読む
投稿日:2022.02.28
nakao1
小学生の姪が読んだ本。内容はSF要素が強く、ややぼやけているが、全体的には考えさせられるものはある。誰もが生きづらさを抱えていることに変わりなし
投稿日:2022.01.04
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