龍宮

川上弘美 / 文春文庫
(73件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
17
18
25
5
3

ブクログレビュー

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  • myjstyle

    myjstyle

    確かに異形のものとの交流はありますが、この小説集が醸し出す混乱や妖しさの最大の要素は、時間軸を操り読者を不安定にさせていることにあるのではないでしょうか。「龍宮」のイトは14歳でもあり100歳でもあります。島崎では7代前の先祖に一目惚れします。また、性欲や排泄など禁忌な話題も時折挟んで卑俗さから離れません。時には、殺人や近親相姦など淡々としながらタブーを犯します。このごった煮感が不穏な迷宮の構成要素です。いずれの作品も個性的なテイストですが、少し挙げると、「狐塚」は老人のために書かれたファンタジーです。「荒神」はまだ何も起こっていませんがとても不穏です。秀作ですね。続きを読む

    投稿日:2020.06.27

  • kairi777

    kairi777

    読んでるあいだ、常識とか、当たり前とか、普通とか、なんかどうでもよくなるような、生温かい、こっくりとした水の底にいるような奇妙な安心感を感じた。

    投稿日:2020.03.20

  • pan2

    pan2

    透明感の無い、薄い膜を一枚隔てた向こう側を見ているような世界観。
    自分が知らないだけで、どこかにあるのかもしれない。
    道徳的に倫理的に不味いことが罷り通る解放感。
    不気味と神秘的の狭間。
    昔話と近未来の狭間。
    八百万の人間臭い神様の話なのか、妖怪なのか。
    隙間にぬるりと入り込まれた。
    続きを読む

    投稿日:2020.03.10

  • 読魔虫

    読魔虫

    R1.11.7 読了。

     「蛇を踏む」に続き2作目の作品。珍妙で幻想的な短編集。作品の不思議な魅力にとらわれて、一気読みしてしまった。
    「狐塚」「うごろもち」「海馬」が特に良かった。

    投稿日:2019.11.07

  • ベルガモット

    ベルガモット

    奇異なファンタジーというか、異種との交流が何とも違和感はあったが、いつの間にかひきこまれるように。

    題名のつけ方も素敵。

    投稿日:2019.01.02

  • こむそーや

    こむそーや

    人ではないものの短編集。物の怪?忌憚とでもいうのか。
    動物以上人間未満という表現が相応しいかはわからないが、それらを通すことでふんわりしんみりと、人間の不思議さや不便さとやらを感じることができる。
    実世界に溶け込む感じの話なので、却って完全なファンタジーよりも世界観が緩い。私個人はこの世界観に入り込むことができなかったので★2つとしたが、ワクワクドキドキな起伏は無いけれど不思議をしんみり読みたい人にはいいのかもしれない。続きを読む

    投稿日:2018.02.14

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