【感想】ありふれた祈り おいしいコーヒーのいれ方 Second Season IX

村山由佳 / 集英社文庫
(47件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
22
13
5
0
0
  • ようやく

    いや、長かった〜。
    待って待って、もう大丈夫だろうと思って一気読みを始めたのが数年前。

    え?この先は?

    っていう状態。

    こういう結末で良かったんだろうと思うけど、もうちょっと踏み込んで欲しかったような気もするし。

    でも、これだけ長い付き合いになると、書く方もこわくなっちゃうんだろうな、とは想像できます。

    ともかく、良かった
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    投稿日:2020.07.05

ブクログレビュー

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  • みけ

    みけ

    おいコーシリーズ完結。

    1巻の『キスまでの距離』との出会いは高校の図書室でした。
    それから考えても、長い時間が流れたなとしみじみ思います。
    全19巻、最初から読み返したくなります。

    いろいろな苦難を乗り越えて恋人になった二人なのに、最後の最後でこんな試練というか、大事件があるとは。
    苦しすぎてつらすぎて、胸が痛くなりました。
    目を背けたい逃げ出したいことが起こったとき、どう向き合うべきか、周りはどうするのがよいのか。

    中沢さんの言葉、マスターの言葉、マリアの言葉。
    心に留めておきたい言葉がたくさんありました。

    タイトル回収も微笑ましく。
    とても素敵な作品に出会えてよかったです。
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    投稿日:2023.10.17

  • hana2yy

    hana2yy

    ようやく完結。
    前巻から何年も経ってるし何ならもう熱も冷めてたけど、終わるならばと読みました。逆にまだ続くんだったら諦めてたな…。
    ふんわりとしか覚えてない部分も多かったけど、何となくでもちゃんと読み進められました。

    前に進むことができて良かった。
    みんなで幸せになって欲しい。
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    投稿日:2023.03.21

  • yupa0326

    yupa0326

    最後まで見届けた達成感がすごい。
    シリーズ開始から26年らしい。なんか感慨深いなー。
    読んでよかった。ずっと号泣して鼻たらしながら読んだ。よかった。よかった!!アナザーストーリーも読むよ。楽しみ。

    投稿日:2023.02.19

  • MK

    MK

    学生時代から大好きな連載がとうとう終わってしまった…最終話という覚悟なしに突然読み終わってしまって呆然。
    何気ない毎日を繰り返しているようで、明日は今日の続きじゃない、突然日常が一変することもあれば毎日会ってた人に明日から突然会えなくなることも実は当たり前のこと、今この時の幸せを噛み締めるように1ページ1ページ捲りながら読んだ。
    村山さんの作り出す世界はどこまでも美しくて切なくて爽やかで大好き。
    25年以上の連載が終わって一息ついてるところだと思うけど、ショーリとかれんのその後の物語、連載でやってくれないかなぁ。
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    投稿日:2022.04.07

  • nami

    nami

    25年越しのシリーズの完結。自分は1年半かけて読み終えた。ショーリとかれんの恋愛を軸に周りの人間関係やいろいろなサイドストーリーにハラハラしながら楽しめた。主にショーリの心情が語られる内容でその成長を見届けられた。終盤は苦しくなる内容でもあったけれど2人の未来は明るいものだと信じることができた。続きを読む

    投稿日:2022.02.26

  • まいつき

    まいつき

    Second season9巻。そして「おいしいコーヒーのいれ方」最終巻。

    罪の意識から逃げ出した勝利が、マスターと由里子さんに会う場面。正直、何を勝利が話すのか。マスターは何を話すのか。由里子さんは何を話すのか。
    全く想像のつかないまま読み進めました。謝罪と赦しがどのような形になるのか、がわかりませんでした。勝利もマスターも、あの事件に対してはきちんとした結論がないまま、その瞬間を迎えるであろうから。
    マスターが花村家で語ったことに嘘はなく、少しでも未来へ向かって歩んでいこうとしてはいるのだけど、勝利を目の前にしてどうなってしまうのか、が怖かったです。

    マスターが勝利にくれたのは、謝罪を受け入れ、赦しを与え、そして互いに支えあって生きてゆこう、という宣言。ああ、勝利はやっと居場所を与えて貰えたのだな、と感涙。不覚にも。
    積読になっていたこのシリーズを読み始めるにあたって、会社の休憩中に読んでいたのですが、まさか職場で泣きそうになるとは思いませんでした。泣かされそうになるとは思いませんでしたよ、本当に。

    恋人としてかれんさんの隣にいることがふさわしい存在になることと同じくらいに、マスターに一人の男として認められることも、勝利にとっては大事な大事な命題だったのだと思います。
    思い起こせば、カウンターの中から追い出されてしまったことの悔やみ。あそこに戻りたいという願い。かつての場所を取られてしまうかもしれない妬み。さまざまな感情が積み重なっていたのだと思います。
    マスターとかれんさん。
    この兄妹に認められることが、物語の幹だったのか。

    自分の好きな言葉に、『明日が明るい日だと誰が決めた』があります。出典はP2。
    昨日と同じ今日、今日と同じ明日。変化のない毎日が続くというのは、思い込みや希望でしかなくて、どこに暗闇があるかわからない。
    暗闇から逃げるのでなく、向き合い乗り越えるためにすべきこと、できることは何なのか。
    タイトルの「ありふれた祈り」。
    それが答えなんじゃないのかな、と思います。勝利とかれんの物語では、それが答えだと思います。

    最終巻ですが、当然登場人物たちの人生はまだまだ続いていきます。
    星野りつ子に原田先輩、丈と京子ちゃん、若菜ちゃんに中沢氏、秀人さんとダイアンにアレックスと、多くの人々の物語も気になるところです。
    番外編で書いてくれないかなあ。 Extra seasonになるのかな。
    続きを読む

    投稿日:2022.02.02

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