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レティシア・コロンバニ, 齋藤可津子 / 早川書房 (36件のレビュー)
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clover12
まるで映画を見てるみたい、と思ったら作者は女優さんで脚本書いて監督もする才女でした。 100年前の弱者救済のために生きるブランシュと、彼女を人として尊重するパートナーのアルパン。(実在の人物)救世軍の…彼ら彼女らの一途な働きにより作られた女性会館。 100年後、その女性会館で挫折したエリート弁護士のソレーヌの物語が、ブランシュの物語と交互に進行します。 鬱になったソレーヌが、代書のボランティアを通じて周りも彼女も変わっていくのは、読みながら癒やされ励まされます。 移民問題がリアルに描かれていて、フランスならではと。続きを読む
投稿日:2023.09.16
layefferinre
簡潔な文で映像が浮かぶ。女性を、というのがやや鼻につくけど、自己再生と周りの人を助ける、というテーマを一気に読ませるスートリー仕立てはなかなかです。
kazha
SL 2023.3.16-2023.3.18 パリの女性会館はおろか、救世軍のこともほとんど知らなかった。100年前から社会から排除された女性たちに屋根を与えようとして奮闘した人たちがいた。それは現在…に続く闘い。そしてこれからも終わることのない闘いだということがある意味哀しい。 自分にできること、あるはずだけどできていないことに恥入るばかり。続きを読む
投稿日:2023.03.18
Sn.
世界の女性の生きづらさを、改めて考えさせられる本だった。いつの時代も強く闘う女性達の姿に、勇気とパワーで満たされた。受け継がれる正義感。 読み終えた後、暖かい感情が全身を駆けめぐり、しばらく涙が止まら…なかった。 強い勇気をもらえる一冊。ずっと持っていたい本。続きを読む
投稿日:2023.02.20
あんこ
三つ編みより小説っぽい感じ。 読みやすさは三つ編み、考えさせられるのはこちら。 女性の生きにくさを考えさせられるが、この人の書くお話より事実に興味が湧いた。知らねば。と思わされる本。この本事態は星二つ…。続きを読む
投稿日:2022.11.27
tomosankamo
現在のパリで困難を抱える女性が身を寄せる女性会館の様子と、100年前のパリで会館設立に尽力する様子を交互に描く一作。 抱える困難は違っても、連帯できる。時代や立場が隔たっていても手を差し伸べる勇気は、…変わらない。続きを読む
投稿日:2022.11.17
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