三体II 黒暗森林(下)

劉 慈欣, 大森 望, 立原 透耶, 上原 かおり, 泊 功 / 早川書房
(15件のレビュー)

総合評価:

平均 4.7
10
2
1
0
0
  • 三部作の完結は2021年の春!

    既刊のテーマを完全に引き継ぎ、前に活躍した人々から世代を見事に交代させ、さらに、三体世界へ対抗する多様なアイデアを多重の物語へ見事に落とし込んだ力量に感服。
    翻訳もよく、とても面白かった。来年春の最終巻にも期待大です。続きを読む

    投稿日:2020.07.24

ブクログレビュー

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  • MiZuKi

    MiZuKi

    SF小説ってそんなに読んでないのかもしれないが、映画とか含めて、今まで自分がみたり読んだりしたSF作品のなかで1番面白いと感じた!
    黒暗森林って何のことだろうって読みながら思ってたけど、そういうことか!!
    自分も宇宙社会の真理がそうだとしか思えなくなってきたw
    未来の文明、すごすぎ。想像力をかきたてられまくった。IOTと合成生物学が発達したら、あんな感じなのかもな。個人的にはサイボーグ化とかもしてるような気がする。
    それでも、あくまで量子世界とかのことは分からないままでの技術。量子世界だったり、重力場だったり、時間を理解できるようになったら、どんな世界になるんだろう。自分が生きてるうちは無理なのかな。とか考えて勝手にちょっと寂しくなったw
    終わり方めっちゃ好き、1作目をはるかに越す面白さでびびった。前作が本当に序章に過ぎなかったんだってことがよくわかった。
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    投稿日:2020.07.14

  • chroju

    chroju

    このレビューはネタバレを含みます

    I は最初から最後まで終始「何が起こっているんだ」と頭を抱えながらジェットコースターのような気分で読み続ける感覚があった。それに比べると、何が起きているのかはある程度見えてしまい、ミステリ的要素を失った II は、個人的には比較的単調に感じた。興奮できたのは最後の3割ぐらいで、それ以外はそこまででもない、という具合。もちろん全体の構成上、最後までカタルシスを温存して、それ以外の部分は長大な「溜め」の部分なので致し方ない。

    結末は非常に面白くて、フェルミのパラドックスをゾクゾクする形で持ってきてくれたし、こうなるとは予想外だった。まさか終末決戦を待たずして、三体世界との決着がついてしまうだなんて。地球も三体世界も、読者さえもペテンにかけて、2つの文明を人質に脅迫を行なった羅輯は、まさに面壁者そのものだった。

    不満もいくつかあって、1つがその面壁者に対する作中での扱い。面壁者のことは表面的な振る舞いから評価してはならないはずが、結局その原則が貫かれたのは最初に羅輯が「面壁者をやめる」と言ったときだけだった。彼が何も仕事していないように見えたり、一見意味のわからない「呪文」を送ろうとしても、少なくとも国連だけは彼を嘲笑ったり、軽視したりするべきじゃなかっただろう。面壁者計画を自分たちで考えていながら、その本質を自分で理解できていなかったかのような国連メンバーの言動は疑問でしかなかった(クライマックスへの「溜め」だとは理解しているが)。

    もう1つが二世紀経過時点における、人類の楽観。あのレベルの技術発展で、なぜ三体文明を駆逐可能と人類は楽観できていたのかが腑に落ちない。章北海と東方のやり取りからも察せられる通り、人類の危機意識というものが二世紀の間に欠如してしまったんだろうか。先の国連の件とあわせ、どうも人間の心理に対する描写には説得感を感じない部分が大きかった。

    さて、三体世界の脅威に怯えていたかと思いきや、それ以上の脅威が宇宙に存在することが明らかになったわけだが、ここから III では何が描かれるのか、まったく予想できなくなってしまった。スケールはさらに大きくなるとのことなので、期待して待ちたい。

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    投稿日:2020.07.12

  • itoyam

    itoyam

    待望の続編。

    大変面白く、今回も一気読み。
    スケールの大きさに圧倒。

    が、しかし、やらかしてしまいました。


    三体の3部作の II は、上下二巻あります。

    あろうことか、下巻から読んでしまいました。orz

    あーなんと勿体ないことをしたんだろう。

    きっと上巻も凄く面白かったんだと思うのですが、シリーズ第二作目の結末を知ってしまっているいま、遡って上巻を読んでも楽しめるのだろうか??

    これから三体を読む方がいらっしゃいましたら、何卒ご注意ください。

    三体の II は、上下二巻あります!
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    投稿日:2020.07.11

  • 小春ぴより

    小春ぴより

    難しかったが、楽しかったと言う矛盾してるような感想。
    あまり普段SFを読まないので、SFのお決まりや、物理理工、宇宙の定義基本みたいのがあまり分かっておらず、おまにけに超文系種族だから読んでいて『ひぃ〜!!どゆこと??』となる事が多かった。
    1巻でもそうだったけど設定が凄く細かく書き込まれてるだけあってその説明描写が長い長い…
    正直登場人物なんて誰でも何でも良くて、結果的に黒暗森林の意味とどうしてこの宇宙には地球外生命体がいないのか、またなぜ地球人はその事に気づかないのかと言う研究結果を小説と言う形で読むと言う感じ。
    でもなぜ地球外生命体がいないのかと言う結論を読んだ時にはうわっ!!となる面白さと怖さがあった。
    佳境になるまでが大変だけど、最後の怒涛の伏線回収までくれば一気に進むはず。
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    投稿日:2020.07.09

  • neokey1979

    neokey1979

    読むほどに予想を超えるスケールで話が展開していく。広大だが、話の筋はしっかり掴める。早くも次が待ち遠しい!

    投稿日:2020.07.08

  • Mira

    Mira

    このレビューはネタバレを含みます

    壮大なのはまちがいないし、きれいに着地して終わるからそれなりにカタルシスもあるけど、読んでるあいだずっと重苦しくてつらかった。とくにスペースウォーの場面があまりにも凄惨。ナイーブであることがこれほどまでに罰されるのかという割り切れなさと、生き残り同士の「猜疑連鎖」の恐怖。つなげてはいけないのかもしれないけど、香港における中国の振る舞いが想起されてしまって、落ち着かない気持ちになった。

    とはいえ、最後のルオジーの大勝負は気持ちよかった。無駄だったかにみえた面壁計画が生きていたのも、レイ・ディアスの発想が最後に生かされたのもよかった。

    「宇宙の本質は黒暗森林だと理解するのがこんなに遅れたのは、人類文明の進化が未熟で宇宙意識を欠いているからではなく、人類に愛があるからだ」というせりふが、最後に、バランスを取るかのように出てくるけど、その愛を抱いたことで、探査機「水滴」に大殺戮を許してしまったわけで。愛を捨てて冷徹に突き進んだほうが生きのこるのか? いや、両方を生かす道はあるというのがこのエンディングなのか?

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    投稿日:2020.07.05

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