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宇佐美まこと / 小学館文庫 (17件のレビュー)
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とと
このレビューはネタバレを含みます
人それぞれに秘密があって、罪があって そんなことを改めて思い知ることができた小説だった。 物語の根幹の謎や各章での出来事は、なかなか重い内容なのに、ラストの展開で清々しい気持ちにさせてくれた やっぱり豊のお父さんが京香の離婚に一役買ったところはスカッとした それまで作中で豊からみたら腫れ物的な扱いで、読者的にも今後の物語に関わってくることもないんだろうなと思ってたら、ちゃんと活躍の場があって、豊の物語の一つの終着になった所がよかった。 ラストの展開はリアルさはないけど、「奇跡って時々起こるよな」というセリフがそのままラストになったなといった感じで綺麗な終わり方だった 人生の悲惨さと人の醜さを読みながらずっと感じていたのに、読了後のこの清々しさは、このラストのおかげだと思う。
投稿日:2024.03.01
りんご
骨格標本の頭蓋骨を埋めるという、小学校時代の出来事を大人になってから追います。 あれは本当に骨格標本だったのか、それとも…
投稿日:2023.10.07
エリカ
作者が、自分の名前と同じ登場人物をストーリーの中に出してくるのは何故? ミステリーで、時々見かけるけれど、この本では、どんな意図があるのかと、最初不思議だった。 最後で明るみになるが、私はすっかりしっ…かり騙された! 全くの虚構の作者名なら、読者は、最後までアナグラムと気付かないけれど、作者名だと、あれ?って違和感で気付く人がいるかもな〜っていう、作者の遊び心なのかな? 内容は同級生五人各々の過酷な人生が描かれているが、どこか救いがある話っていうか、読んでいて私自身が癒されていく感じがあった。それは、誰かのせいだとか誰かを恨むとかがなくて、不幸な出来事にあいながらも何とか必死でもがいている様子が描かれていて、常に希望が感じられた。 本当に宇佐美まことの本は味わい深い!続きを読む
投稿日:2023.07.12
おびのり
小学5年生の時、学校の骨格標本を山中に埋めた幼馴染みの5人。40歳となった彼らは、あの時の骨に疑問を持ち始める。開発行為で子供の頃生活した土地は無くなり、ばらばらになった友人を訪ねながら、当時の記憶を…たどりながら、骨の真実に辿り着く。 古い友人達は、それぞれの場所で、結婚生活に悩んだり、東北の震災で家族を亡くしたり、人生の岐路で立ち止まっていた。この30年前の骨を弔う事で、過去の遺恨を取り除き、現状の克服に向かう。サスペンス風ヒューマンでした。 それにしても、宇佐美さんの自分をイジる悪戯心が、思いの外で、印象的でした。続きを読む
投稿日:2023.05.20
1851206番目の読書家
小学生の頃に埋めた人体模型が,実は本物の人骨だったのでは?とその真相を突き止めるべく,当時の仲間に話を聞きに行く、、、という話です。 途中までは,青春小説なのかな?結局は楽しい一夏の思い出でした系?と…思っていました。 とんでもない,ちゃんとした大人向けミステリーでした。章が進むにつれ事件の真相に近づいていく,最後はとっても明るい終り方で、気持ちよく読了できました。 最後の最後で,事件解決とは別のビックリも用意されていて,それがとても良かったー いい作品でした♪続きを読む
投稿日:2023.03.30
阿波番茶1029
読み進めるにつれて「えぇぇぇ」と心の声がついつい漏れてしまうお話でした。 小さい頃の思い出。 わたしの生まれ育った四国のとある田舎での幼少時代。 登場人物それぞれの過去、現在ととある儀式とを回顧する旅。 途中、現実離れした(子供ができるはずもない…)行為や考え。 結末のどんでん返しにも驚きました。
投稿日:2022.12.25
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