戦争と平和(新潮新書)

百田尚樹 / 新潮新書
(27件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
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ブクログレビュー

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  • ばん

    ばん

    全体的に共感出来る内容だった。
    色々な考え方があるけど、日本が幻想や前例主義に捕らわれ、変化を嫌う国というのは大半の国民が感じてる事ではないかと思う。
    特にコロナ禍で顕著になったかと。
    著者はリアリストで、そういった部分にかなり物申してる。
    ただ言葉が強すぎて反感を買うのだと思う。
    週刊誌や批判に対する弁解がかなり入ってたが、人を非難せずに表現して頂けるともう少し読みやすかったかも。
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    投稿日:2021.08.21

  • Akiko

    Akiko

    このレビューはネタバレを含みます

    「永遠の0」も読んだし、8月だからこういうのも読んどかなきゃ。と思って読みました。
    日本人がいかに戦争に向かない民族だったかという分析はなかなか興味深かった。歴史を省みて、日本の「いくさ」は敵方の大将の首をとれば「勝ち」。しかし人種・民族や宗教対立が続いたヨーロッパなどの歴史では、市民も含め、皆殺しにするのが当たり前。何を目的に戦争をするのか、そもそも感覚が違う。
    ゼロ戦は背後からの攻撃にまったく無防備だった。できるだけ身軽に戦える戦闘機を開発して、「もし背後から狙われたらどうするのか?」ということは考えず、ちらっと考えたとしても「撃たれなければいい」ということにした。
    その他、自衛隊をどうするか、憲法改正をどうするのか、多角的に考えるのに非常に参考になった。
    百田氏の言っていることは本当にもっともなことで、戦後70年以上たっても一文字たりとも憲法が改正されず、誰がどう見ても自衛隊の存在と憲法に矛盾が存在する現在、改正議論が加速するのは当然だとは思うが、様々な意見を一つにまとめて憲法を改正するのは至難の業だと思う。
    本書でも最後の方は、やっぱり反対派(護憲派)に対してけっこう挑発的な感じになっていて、それがまた面白おかしくもあるのだけど、こうやってけんか腰の議論になると結局はまとまらないんだよなぁ…と思ってしまう。

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    投稿日:2021.08.08

  • rokkosanjin

    rokkosanjin

    自由奔放すぎる発言で毀誉褒貶(きよほうへん)の多い作家の百田尚樹だが、その小説家としてのデビュー作が2006年に出版された「永遠の0(ゼロ)」。大東亜戦争を戦った零戦(ぜろせん)の乗組員を描いた反戦のメッセージが実に450万部を超えるミリオンセラーとなったのだが、執筆を前に徹底的に下調べをして分かったのが、「日本人は戦争に向いていない民族」であるというもの。特定アジアとは違って民度の高い日本人だが、一方でその「お人好し」過ぎる国民性が世界の常識とはかけ離れていると指摘。「日本を守るのは日本人」という主張により、憲法改正を始めとする「国力増強による平和維持」を訴える。続きを読む

    投稿日:2020.12.12

  • Daisuke Yamaguchi

    Daisuke Yamaguchi

    『戦争と平和』/百田尚樹

    本書のまえがきとして、著者は、以下のように語っています。

    「平和」について語るには、「戦争」を知る必要があると、私は考えています。
    大東亜戦争について徹底的に調べました。(中略)その結果、見えてきたものはー「日本人は戦争に向いていない民族であった」というものでした。

    戦争反対、憲法改正の是非、それぞれ個人個人の意見があるとは思います。でもその考えにおいて、「何で」という明確な理由をどれだけ自分自身が把握しているのか、それを痛感させられました。
    学校教育の中で、歴史認識を含め教えられてきましたが、今になって思うとやはり、点数を取るための知識を覚えることがメインだったとも思いますし、自分の意見としては、「Aである。なぜならば・・・」ということを確立するためにも、著者がいう歴史認識、それも、正しい認識を持つ努力は必須だと思います。

    また、本書の構成として、前半は日本軍とアメリカ軍の戦争観についての対比がありますが、ほんとに真逆だったことがわかります。合理主義のアメリカと、非効率主義の日本。そこから著者が導き出したのが冒頭のまえがきにあった、「日本人は戦争にむいていない民族」という答えでした。

    日本軍は戦争において、武器1つ作るにしても、最高のものを造ろうとしていたようです。その結果、ゼロ戦が作られました。一方のアメリカは、多少の不都合には目をつむり、生産重視のグラマンを作ります。
    その一つをみても、それぞれの国の民族性が如実に出ているといいます。

    また、日本国憲法においても、GHQが作成したものを使っていること。ここまでは認識ありましたが、その根底にあったものは、
    p189
    「憲法9条」はGHQが作ったものです。
    日本を占領統治したマッカーサーは、日本政府に新憲法を作れと命令します。政府は新憲法の草案を作成しますが、マッカーサーの気に入るものではありませんでした。そこで彼はGHQの民政局のメンバーに、「日本国憲法の草案」の作成を命じます。驚いたことに、彼らに与えられた時間は1週間でした。一国の憲法の草案を、わずか25人に一週間で作れと命じたのです。
    この25人の中には、弁護士が4人いましたが、残りのメンバーは法律のことなど何も知りません。中には22歳の女性タイピストもいました。また弁護士も憲法の専門家ではありません。

    彼らは都内の図書館を回って、ドイツのワイマール憲法やアメリカの独立宣言文やソ連のスターリン憲法などから適当に条文を抜き出して、草案を作りました。言うなれば「コピー&ペースト」して作り上げたものです。
    言うまでもないことですが、憲法というのはあらゆる法律の上に君臨するもので、その国の文化、伝統、死生観などが詰まった、まさしく国と民族の根幹をなすものです。にもかかわらず、世界の憲法を寄せ集めて作られたのが日本国憲法というわけです。

    p195
    日本国憲法に関して、面白い話が残っています。
    日本国憲法が施行されてから、37年後の1984年、憲法学者の西修氏がアメリカに渡り、日本国憲法の草案を作った元GHQ民政局のメンバーの何人かに会って、当時のことを訊ねています。この時、会った人全員が、一様に言った言葉があります。
    「えっ、君らはまだあれを使っているのか?」
    彼らは、日本が40年近く経っても、自分たちが作った憲法を使っているとは夢にも思っていなかったのです。しかも憲法の専門家でもない自分たちが、たったの一週間でまとめあげたものなのですから。
    しかしもっと驚くべきは、それからさらに30年以上経っても、日本国憲法はそのままの状態だということです。

    一口に憲法改正といっても、そこに積み重ねられて歴史があるわけで、多角的な視野を持つ必要性を強く感じました。
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    投稿日:2020.08.03

  • 赤毛

    赤毛

    作者らしい愛国心に満ちた作品であるが、自己を否定、批判するメディアへの反論が感情的で長い。内容的には面白い。

    投稿日:2020.05.04

  • はまのゆーさん

    はまのゆーさん

    私も「君が代」を聞くと「軍靴の音が聞こえる」という人には耳鼻科、いや精神的な病を治す別の病院に行くことを勧めたい。若者には歴史を多角的に勉強して貰いたい。現実を直視することを切望する、という末尾の文が著者の意見に大賛成。続きを読む

    投稿日:2019.12.30

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