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カレー沢薫 / 漫画ゴラクスペシャル (9件のレビュー)
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bangarabingen
犬猫との出会い・別れを描いた短編集。 簡素な絵柄と粗雑な作風に油断していると不意に心に刺さってくる物語。 そういう意味では西原理恵子のイケちゃんとぼくに似ているかも。 さらにはペットと飼い主との関係を…考えるとても示唆に富んだ名作ともいえる。 犬猫を飼おうか考えている方には参考書の一つになるかと思う。 ただ、タイトルの意味が今ひとつわからない(^^;)続きを読む
投稿日:2023.10.30
ルビー婆
人のさまざまな人生に犬や猫が寄り添う。 自分にも当てはまったり、似たようなシチュエーション、形が違っても共通する気持ちがあって、泣けてくる。 「そうなの」「そうだった」 当時の気持ちを思い出したり。 …その短いそれぞれのストーリーの中で、じわじわときて、ラストにぎゅっと心をつかまれる。 組み立てが上手。 絵も素朴なのに、表情が意外と豊かで、第一印象と違い気持ちがすごく伝わってくるのでビックリする。続きを読む
投稿日:2021.07.07
ころ
私は好きです。 ひとはカッコわるく、人生はキレイなシナリオ通りにはいかない。 そんな人たちと、そっとそばにいてくれる生き物のお話。
投稿日:2021.05.01
eshima002
好きな小説家さん(矢崎存美さん)が、今年読んだ漫画の中で1番。と、あげていたのが、この本。 著者さんの大ファンが身近にいたので、聞いてみたら、すぐに貸してくれた。 初め、絵に違和感を感じて、これは読…み切れるか?と思ったけれど、1戒からストーリーにのめり込んだ。 読み進めれば読み進めるほど、泣く。。 猫や犬と暮らすことの意味、切なさ、猫や犬たちからの良い贈り物。 それらがショートストーリーに詰め込まれた作品だった。 いやー。。。泣いた。。続きを読む
投稿日:2020.12.23
hokkaido
カレー沢薫御大の作品でここまで泣かせられる日が来るとは思わなかった・・・。 犬・猫を題材にペットを飼うことの切なさや悲しさが描かれた17の短編マンガ集であるが、いずれも各ストーリーの主人公は御大が得…意とする現代社会のブラックさに疲弊しており、その中で愛するペットにいかに救われたかが滔々と語られていく。 作品としての完成度の高さもそうだが、個人的にはデビュー作「クレムリン」のスマッシュヒット以降、その才能を開花させきれていないように見えていた御大の才能がついに開花した、というか漫画家として明らかにネクストレベルに到達したという点にこそ、感動を覚えた。続きを読む
投稿日:2020.08.23
yujiogata
プロレタリアート猫漫画界のトップランナー(単独走)カレー沢薫が満を持して猫泣き界に殴り込みをかけた一冊。 「反響の声続々!落涙必至の感動作!!」 の帯について作者がどう思ったかは知らないけれど、事実な…んだから仕方がない。 そこいらの猫漫画家とは鍛え方が違う。精根が違う。理想が違う。決意が違う。無職だから。 本作を読んだ後、作者のデビュー作「クレムリン」の三匹の関羽たちとキャッツ山のいつか来るだろう別れを思い、胸が少しだけ苦しくなった。続きを読む
投稿日:2020.08.18
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