【感想】危機の時代 伝説の投資家が語る経済とマネーの未来

ジム・ロジャーズ / 日経BP
(22件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
5
6
7
1
0

ブクログレビュー

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  • タマセツ

    タマセツ

    投資は情報力と忍耐力、と言う。経営学以上に歴史、哲学、数学を推奨し、決して米国の有名大学を勧められない(授業料高騰=教授のテニュア「終身在職権」古い考え方の存在・過剰なMBA)だという。注目する国はロシア、中国(人口・天然資源・軍事力)であり、日本は今後さらに低迷化する(MMTによる借金とばら撒き)だが、移民を受け入れれば変化もあるが、人口が減少する国、歴史的に移民拒否・外国人撤退国は廃れるは、と言う。今の日本の政治はまさに米国がやっていた政策MMT(Modern Monetary Theopry:国債発行で借金増・ばら撒き政策)であり、それは長続きしないで崩壊すると予測しており、プラントンの言う歴史の繰り返しで、今は民主政治のカオス状態で独裁になりつつある状態、と言える。続きを読む

    投稿日:2024.03.11

  • 高岡  亮

    高岡 亮

    【危機の時代】 ジム・ロジャース

    こんなひとにおすすめ。
    投資家の市場のとらえ方、¥への考え方を知りたい人。

    【A;購読動機】
    ジム・ロジャース(以下、ジムとする)は投資家です。ウォーレン・バフェットと同じく投資家です。
    投資家が、アメリカ、日本、そして世界全体をどのようにとらえているのか?
    また、その理由が何なのか?を知りたくなりました。
    なぜ?それは、自身の観察や思考能力を棚卸しすることにもつながるからです。
    また、投資家の考え方をしることは、投資を受ける側(企業側)の実務にもプラスになると考えたからです。
    ――――――――
    【B;著書の内容】
    ジムの体験をもとにした考え方が記述されています。
    <マクロ>
    ・不況の入口の兆候
    ・国別の体力を観察する指標
    <ミクロ>
    ・企業評価指標
    ・投資する・しないの選別方法
    ・¥への考え方
    ――――――――
    【C;学び】
    <マクロ>
    ・好況/不況のサイクルは、過去実績では15年サイクル。
    ・国家の借金、収支、そして将来人口推移。基本的な評価項目。
    ・増え続ける人口。不足する食糧と資源。投資対象領域。
    <ミクロ>
    ・企業評価はBS(資産、借金、自己資本)を中心に。
    ・投資しないは、自身がわからない領域。
    ・短期利益思考としない。長期が基本。
    <情報源>
    ・複数の情報源をもつこと。ジムは、中国含めてNか国の情報をもとに投資判断。
    続きを読む

    投稿日:2023.08.05

  • pinkfish

    pinkfish

    多くの日本の会社を30年前に破綻させれば良かった。
    その通りで、傷の舐め合いでジリ貧になるくらいなら、思いっきりメスを入れるべきでした。
    今だから後出しに聞こえますよね。日本は決断できない国なのです。

    投稿日:2022.11.20

  • ryo

    ryo

    15年も先になったら今の常識なんて間違いになっているかもしれない。だからこそ、自分で情報収集し、考えることが大切だと学んだ。
    本書で多くのことを学んだが、ロジャース氏の意見も頭ごなしに理解するのではなく、自分なりに咀嚼して理解していこうと思った。続きを読む

    投稿日:2021.05.09

  • kasaharapapa

    kasaharapapa

    このレビューはネタバレを含みます

    歴史を振り返ると、貿易戦争に勝った国は無い。貿易戦争は常に人々に災害をもたらしてきた
    外国人を非難すると言う安易な手段に頼る政府が愚かな戦争を引き起こすことを、歴史は証明している
    危機になると、絶望して自殺しようとする人がいつも現れる。そういう人たちに私はこうしていたい。どんなに悪いことがあっても15年経てば、世界が全く違うものになっている、と
    私が投資する候補となる企業を分析する際に、最初に見ることの1つは、競争状況だ。競争が少なければ、そのビジネスが成功する可能性が高い
    忍耐は、私が子供たちに教えようとしている最も重要な言葉である
    外国人が勝手に決めた国境線
    日本が得意とするロボット技術をもっと活用すべきだろう。ロボットやドローン、AIを活用して、農業にイノベーションを起こせば、ビジネスチャンスは大きいはずだ
    オリンピックで大きな経済効果を上げた国はないと私は考えている。オリンピックを開催するには年に多くのお金がかかるからだ
    オリンピックはどの国も作ったことがない。1つだけ確かな事は、借金が増えることだ

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.03.23

  • aya

    aya

    210315*読了
    ジム・ロジャーズさんの本を読むのは2冊目。
    こちらはコロナ後に出版されたので、最新の知見が得られると思って読みました。

    株高が続いているけれど、今すぐではなくても、いずれリーマンショック以上の恐慌が来るんだろうな、やっぱり。ロジャーズさんの歴史から学ぶ手法は正しいように思います。
    今この時どうするかに限らず、これから先もこうすべきと思える点がいくつかあって、まず、「自分で判断すること」。これは何においてもそう。
    複数の国の新聞を読む、ということも一つの視点だけを信じず、物事をいろんな面から見て判断する、ということで、これは大切なことだと思います。
    ロジャーズさんも注目している中国、ロシア、北朝鮮
    確かに成長の可能性を秘めているけれど、ロジャーズさんが言っているから、ではなく、自分で情報を集めた上で判断したい。

    子どもに対するお金の教育や大学の選び方も、我が子がこれからまさに教育を受けていくので、勉強になりました。自分の時はこうだったから、で判断するのはよくないよなぁ。

    この先の判断をしていく上で大事なことをこの本から教わりました。
    続きを読む

    投稿日:2021.03.15

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