バクちゃん 1

増村十七 / ビームコミックス
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • NORIS

    NORIS

    ツイッター多文化共生系TLで知り、興味を持った作品。
    外国ではなく宇宙から来た移民たちが影に日向に暮らしている東京の地が舞台。バク星からおじさんをたよりに舞い降りた新参者のバクちゃんがであうさまざまな新旧の移民たちの境遇や経緯、地球の日本人との交流。設定はファンタジーだけれど、具体的なエピソードや心情はすごくリアル。
    バクちゃんを助けてくれる人間のハナちゃん、小牧さん、地球育ちが長いダイフク…みんななにかを抱えていて立体感のある興味深いキャラで続きの展開が気になる。

    多文化共生を考えられる文芸作品は児童書も含めてこのところふえてきているが、身構えずにマンガで入門できるのは貴重。マンガだから予算が、なんていわないで、全国の学校の図書室にぜひとも入れてほしい作品。

    初出:月刊コミックビーム 2019年9月〜2020年3月
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    投稿日:2021.01.16

  • ワダコチ

    ワダコチ

    仕事で地方に放り出された時、今まで簡単に手に入った物が手に入らなくなりました。仕事も分からず、助けてもらえる人もおらず、知り合いもいない状況…色々な側面から追い詰められました。

    主人公のバクちゃんは、住んでいる星で満足な生活がおくれなくなったので、仕方なく、でも、希望を持って地球にやってきます。言葉、文化、姿さえも見慣れない場所で暮らすことになるわけですから、いくら前向きなバクちゃんでも、とても大変なことだと思ってしまいます。

    「これは現在282万人の外国人が暮らす、日本の「みんな」の物語。」
    そんな帯を付いていて、つい手に取りました。

    今は違う地方に住んでいますが、大変だった頃の僕を救ってくれたのは、先人の知恵と時間、そして、そこに暮らす人たちの優しさでした。大変だった頃の自分を思い出し、ほんの少しでも優しい気持ちでい続けなければ、そんなことを考えています。
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    投稿日:2020.09.16

  • ozkzo

    ozkzo

    このレビューはネタバレを含みます

    なぜ放水???なんのために??

    バクは大人になると人間型になれると…あれ、ダイフク高校生では?ああ、地球の日本の学制と、成体までの年数なんて関係ないわな…。
    と言うことは、ダイフクは、子供の頃をバク丸出しで過ごしたの?それで小学校行ったり?それは、それは大変だったろう…すごい、すごく…。
    それはそれとして、ダイフクっていい名前だなあって思うけど、日本で生まれたわけではないから、大福とは関係ないか。

    ところで、結局のところ「夢を食べられる」って言うのは無害なの?そこはちゃんと調査されたの?それは大事だと思うんだ。それをするのは差別じゃないよね。じゃないと思う。
    ハナちゃんとかも、ちょう気軽に「食べて」って言っちゃってるけど「食べられるとなんかある?」とか「痛くない?」程度のことは確認しようと思わないの???

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    投稿日:2020.07.12

  • blogkaiteruhito

    blogkaiteruhito

    ファンタジーのような優しいタッチで引き込みつつ、異質の理解と寛容の精神を問う鋭い視点に泣いてしまいました。温かいのに、哀しみが覆っている姿をこんな風に描くのか!とその表現力に脱帽しました。同時代に生きて作品を読めることがとても嬉しいです。2巻も楽しみしています。続きを読む

    投稿日:2020.05.21

  • かおり

    かおり

    夢が枯れてしまった故郷の星から一人きりで地球にやってきたバクちゃん。
    地球は、バクちゃんと同じように様々な理由で様々な星からやってきた異星人の移民たちが珍しくない世界になっていますが、彼らが住まいと仕事を見つけ、口座を作り、ましてや永住権を得るのは並大抵のことではありません。

    可愛らしいバクちゃんのキャラクターでほのぼのした雰囲気の中に、現代日本にもそのまま当てはまる移民問題のハードさが潜んでいます。

    故郷の星が戦争で失くなってしまったサリーさん、27年も地球で働いて、子供たちを育て上げたけれど、「27年いて地球は好き?」と聞かれ、少し考えたのちの答えは「ノーチョイス(選択肢ないよ)」。
    胸が詰まりました。

    とは言っても物語全体のトーンは決して重くなく、バクちゃんを助けてくれる地球人のハナちゃんや、人間に擬態して暮らしているおじさんやバク星の仲間たち。一人きりでやってきたバクちゃんが、少しずつ新しい世界と繋がっていく様子を、この後もずっと見ていきたいと思いました。
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    投稿日:2020.05.18

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