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安壇美緒 / 集英社文庫 (13件のレビュー)
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総合評価:
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tetsuya sato
安壇美緒『天龍院亜希子の日記』 2020年 集英社文庫 第30回小説すばる新人賞受賞作でデビュー作。 昨年読んだ『ラブカは静かに弓を持つ』がとてもおもしろかったので、安壇美緒さんの別作品が読みたく…て購入しました。 驚いたのは主人公は天龍院亜希子ではなく、同級生だった青年の田町譲。この田町と職場や恋人との日常を描いた物語。 まさに自分たち(僕にはかなり過去の年代になるけど)の身近な日常の幸せや憤り、不安や人とのつながりなどが紡がれています。 解説にもあったけど、それら日常の希望を感じる作品でした。 日常や希望は人ぞれぞれで、もちろん田町の描くものと僕の希望は違うのに、この物語を通して自分のそれと置き換えられるような感覚になるのも新鮮でおもしろかったです。 #安壇美緒 #天龍院亜希子の日記 #集英社文庫 #読了続きを読む
投稿日:2024.02.23
ゆうぷらす
どんなに仕事がつらくても毎日会社に行かなきゃいけない。平凡な生活のなかに見つける一つの希望。 それは、かつて少しいじめた天龍院亜希子が毎日幸せそうに生きていること。 じゃなくてふみかだろ。 同期で毎…日顔を合わせて同じ苦労を味わい、話も合うし巨乳、仕事終わりは居酒屋で愚痴りエッッッなことまで...。 もうタイトル『俺とふみかのオフィスラブ』だろこれ。希望に満ち溢れてるだろ。 どこで何してるか分からない人の日記とかどうでもいいだろ。 天龍院亜希子はブログを消した。 この世のどこかで誰かが応援してくれる「呆れた希望」なんて求めていなかった。 マサオカは社会復帰すら怪しい。 天龍院亜希子とマサオカ。どこか遠くに希望を求めていたが、近くにあったんだ。 やっぱりふみかだぜ。続きを読む
投稿日:2024.02.13
たーき
読みやすい。こんな仕事もあるのねと思ったり。主人公に感情移入できないとよくわかんないまま終わっちゃうかな。
投稿日:2024.01.13
美聡
人の心を覗き見しているような感じで面白かった!ヤバい派遣スタッフの話とか、なんか生々しかったな~。みんな血の通った、生きてる人間なんだな。体温のある本だった。
投稿日:2023.10.21
うえけん
途中脱落。 エンタメを期待して読むと厳しいかもしれない。 なかなか事件が起きない。主人公の日記を読んでいる感じ。主人公の感性や、小説の世界観が好きな人には楽しめると思うが、自分には合わなかった。
投稿日:2023.10.04
123daaah
20〜30代の若者達が社会の中での立ち位置を模索する様を当事者の如くリアルに描かれてます。 デビュー作との事ですが読む人が読めば傑作なのでしょう。その後発表の2作品に比べるとストーリーの面白さは及ばな…いものの、キャラはやはり立っている。続きを読む
投稿日:2023.07.24
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