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伊坂幸太郎 / 角川文庫 (698件のレビュー)
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殺し屋シリ-ズ三作目
グラスホッパー、マリアビートルに続く殺し屋シリーズ三作目である。連作短編集の形を取るが、前半3作と後半2作とでずいぶん色合いテイストが違う。最後の解説を読んでテイストの違いに納得した。私は前半三作の軽…妙で技巧を凝らした軽い味わいの作風のほうが好きだな。続きを読む
投稿日:2023.03.18
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thutomu
2
兜、いいね
伊坂幸太郎は面白い小説を書かせたら、天下一品だね。 殺し屋シリーズ第三弾だけど、主人公の「兜」は恐妻家だし、人情味が溢れていて、愛すべき存在。 そんな「兜」が途中であれっと思ったら、話が10年後と…その時に行ったり来たりしつつ、伊坂幸太郎得意の伏線の回収があって、最後まで飽きさせない。 文句なく面白いし、脱帽。続きを読む
投稿日:2020.04.26
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2063714番目の読書家
父の家族を想う気持ちが伝わってきた。 妻をこんなにも理解し、何でもできる人はいない。 こんな父親に私もなりたい。
投稿日:2024.04.06
ゆう
このレビューはネタバレを含みます
オーディブルにて。 伊坂幸太郎の短編集は初めてかな。 短編だから長編と比べると大きな盛り上がりはないけど、さくさく読めてよかった。 恐妻家やけど妻との出会いのチラシを大事にとってたのはいいね。
発酵ドブネズミ
満を持して読んだ殺し屋シリーズ3作目。めちゃくちゃ面白かった。シリーズを重ねるごとに面白くていまだに成長し続ける伊坂幸太郎すごい。 今回の主人公の兜は今までの殺し屋とは違い、家族がいて、殺すことに罪悪感を抱いているのが物語のキーポイントだった。割と常識人寄りの天道虫や槿でさえ、殺すことに悪気は感じてないから、より一般人よりの感性をもっていると思った。あと、恐妻家であるけど、妻がめちゃ怖い人ではなく、気分屋で言いたいこと全部言っちゃうような伊坂ガールなのも良かった。伊坂幸太郎の書く女の人が好きなので。 そしてあんなに話をやって愛着が湧いてきたところで一言で兜があっさり死んでしまう衝撃。克巳と妻のことを考えると可哀想でならない。でもそれだけでは当然終わらなくて、このあとどうなってしまうんだと思ったところで最終章FINEで全てが収束していく美しさに心を奪われてしまう。 正直なところ、ボウガンは気付いてしまったけど、それでも兜と克巳の時代が交差して、二人で恐ろしい医者を倒す展開には熱くなった。クリーニング屋は完全にやられた。奈野村さん最高! 作品全体としては、随所に伊坂エッセンスが散りばめられていて、特にラストの登場人物を救済するような短い過去編は処女作の「オーデュボンの祈り」を思い出して、初期の頃と作風は少し変わっても芯はブレない事を認識出来てなんだか感動した。
LULU
腕の立つ殺し屋、兜。 表の顔は、妻に頭が上がらない文房具メーカーの営業マン。 その恐妻ぶりは半端なものではなく、息子に呆れられるほどだった。 兜は妻を恐れながらも息子と3人の幸福な生活を続けたいと願…い、殺し屋から足を洗うことを望む。 だが、裏の仕事の仲介業者はそれを許さず、無理に抜ければ兜自身だけでなく家族を失う危険があった。 兜は無事に足を洗えるのか… 極度の恐妻家だが、妻への深い愛情が見え隠れする。 そばで見ている息子は、呆れながらも父の気持ちをわかってくれていた。 この幸せなを生活を守りたい。 だが、家族を愛するあまり、 「他者の人生を奪ってきた自分が幸せを願うのはフェアではない」 と思うようになる兜。 終盤、数々の伏線回収には感動! 殺し屋の話なのに、せつなく、それでいて心温まる不思議な作品だった。 続きを読む
投稿日:2024.04.04
おまる
奥さんの攻略本まで作って、家族が上手く回るようにするカブト!なんて良い旦那さん!!このシリーズでは、珍しくカブト1人に焦点を当てた作品でした。
投稿日:2024.04.02
木綿豆腐
殺し屋なのに奥さんが怖い 奥さんにビクビクしながら生活している殺し屋が面白くてクスクス笑いながら読んだ
投稿日:2024.03.29
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