【感想】北欧女子オーサ日本を学ぶ【電子特典付き】

オーサ・イェークストロム, 小倉朋子, 金田一秀穂, 杉山美奈子, 岩下宣子 / コミックエッセイ
(4件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
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ブクログレビュー

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  • やくみ

    やくみ

    このレビューはネタバレを含みます

    外国人のオーサさんが日本を学ぶ本。
    今までは外国人からみた日本の特徴や他国との違いだったけど、マナーや日本語の使い方や日本の曖昧な表現の対応の仕方などを学ぶ本で日本人でも知らない事が学べる本。

    以下個人的に印象的だった事柄
    ・おしぼりは手を清めて神様、他の生命に敬意を払うものなので手以外を拭くのはNG
    ・割り箸にも種類と格式がある
    ・懐石(お茶会の際出される)と会席料理の違い
    ・敬称は難しい。例外ありすぎ。
    ・日本語に同音異義語が多いのは日本語の音が少ないから?あと短い言葉を好むから?
    ・日本人は言語的には太平洋の人達の子孫(縄文系)と言われているがDNA的には大陸系(弥生)の影響が強く、文法は大陸の影響が強いと言われている
    ・供という漢字は差別的な意味もある
    ・スウェーデンで敬語は70年くらい前になくなった
    ・本当にLINEグループの退会ってどうやるの?w
    ・目上の人にどうしても(お見舞い等)現金を贈りたいときはお菓子の箱の上にお金包みを置いて渡す

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    投稿日:2022.10.05

  • Funya

    Funya

     日本とスウェーデンの文化の違いがわかりやすく描かれていた。絵柄も見やすく好感が持てます。
     けれど、『日本人の知らない日本語』の二番煎じの感が拭えません。また内容的に直線的で捻りが足りず、面白みにやや乏しいのが残念でした。

     おしぼりの扱い方等、意外に知られていない作法も取り上げていて、勉強になることが多かった。小学生用の学習雑誌向きの内容ではないかと思いました。
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    投稿日:2022.07.25

  • 亞綺羅

    亞綺羅

    借りたもの。
    日本の不思議を渡り歩いた?北欧女子が“日本を学ぶ”。
    1.日本食のマナー
    2.日本語(その構造や成り立ちについて)
    3.お付き合いの作法
    4.お金の習慣
    それぞれのプロ(監修者)によって、日本人でも知らなかった(当たり前や「そういうもの」として習慣化していたので強く意識していなかった)、成り立ちや意味が解説される。

    日本食のマナーについては…渡し箸の無作法が三途の川由来というのは、腑に落ちないというか、諸説ありそうな気もする……(単純に不衛生とか、唾がついているものを見えやすい所に置くのは如何なものかと私は思った)
    ただ、礼法・作法については大陸由来によるもの…特に仏教の影響も大きいと思う。その際に意味付けがなされたのではないかと、読んでいて想像している。
    …個人的にはヨーロッパのテーブルマナーとの違いにも触れてほしかった。箸などの食器の使い方とかではなく、考え方の違いとか。
    初物信仰?にバブル期とかホストのシャンパンを思い出すオーサさんに共感。

    特に、2章の日本語は興味深く拝読。
    文法や文字は大陸由来だけど発音は太平洋由来。カタカナについては…外来語だけでなく常用漢字以外を置き換えてるところもあり難儀……出版社ルール?が一般に波及した影響もありそうだと考える。

    作法については、“現代”の文化でのルールについて言及しているのが興味深い。メールやLINE(SNSチャット)で、相手を不快にさせない試行錯誤。手紙からの派生のように考えてはいけないことを感じる…
    そして日本独自の「空気読め」が根底にあるように感じた。

    お金についての話では、レジにあるお金を置くお盆に、「慌てて取らなくてもよい」というメッセージが込められていた事に感動する。ここにも作法のように心遣いや意味を込めた習慣があることに。私は単にお金が散らばらないようにするためだと思っていたから…
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    投稿日:2022.06.15

  • 猿山リム

    猿山リム

     「日本の不思議」シリーズとは別カウントで、こちらは数ページごとにひとつの話題をまとめた構成になっている。
     ただ、ベースはほぼほぼ同じで、マンガ・アニメで日本に惚れて来日して漫画家している著者が、日本を勉強・取材して感じたことを分かり易くマンガで構成した内容。

     基本面白い。ただ「日本の不思議」でも感じたんだけど、必ずしも正しく無かったり、解釈の分かれそうなことだったり・・・。
     所謂「諸説あり」部分な所が、そのまま紹介されることが多く観られる気がしてもどかしい。
     全編通してなので、著者が漫画に構成するにあたって削ぎ落した部分に「諸説」が含まれてしまっているのかなといった印象。
     例えば110ページレベルの婉曲的な言い換えの作法は、ほぼほぼ京都限定な会話な気もする。
     まぁそういう意味では、京都の「常に裏を読め」会話は逆に分かり易いのかもしれないけど。

     せっかく日本スタイルの可愛い絵柄なんだし、マンガエッセイじゃない、普通のマンガな作品も読んでみたい。
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    投稿日:2020.03.02

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