アルゴリズム フェアネス もっと自由に生きるために、ぼくたちが知るべきこと

尾原和啓 / KADOKAWA
(23件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
7
6
8
1
1

ブクログレビュー

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  • noguri

    noguri

    少し前の本なので、知ってる話が多いかな~と思って読んでいたのですが、
    自分の知らないことや抜けていることもあって、とても参考になる本でした。

    ネット時代になって、国家がフェアネス(公平)のルールを決めていたのが、
    GAFAを始めとするネット企業が独自のフェアネスを決め始めたという本。

    一人一人の個人がリテラシーを持てば、GAFAの暴走は止められると、
    著者は比較的、楽観的(ポジティブ)にこの動きを捉えているようです。
    様々な国家が現在のネット企業に対する課す規制も
    その背後には歴史的な哲学・考え方があったという主張は、
    世界史にあまり詳しくない自分にとってはとても参考になりました。

    政治の世界だと一票で政治は中々変えにくい(と著者は主張する)のに、
    ネットに世界では個々がリテラシーを持てば、
    暴走したネット企業は淘汰されるというのは、
    若干の言い過ぎ感も感じましたが、
    今後の世界の大きな流れを見つめる上では、大変参考になる一冊でした。
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    投稿日:2021.11.22

  • Ogawa Koichi

    Ogawa Koichi

    「アフターデジタル」で語ってもらったことと内容は一緒だ。
    もう少しかみ砕いて初心者でも分かりやすい形で言い直してもらったような感じ。
    それだけに正直物足りない部分も多かった。
    (「はじめに」で「自由」についての前振りはしているが)後半になっての「自由を得る」ための話は「なるほど。そういう考え方もあるか」という他者視点を得ることが出来た。
    すべてがデジタル化、データ化していく中で、我々に選択肢は残されているのだろうか?
    データからは、アルゴリズムからは、我々は決して逃れられない。
    しかしそれを単純に受け入れるだけでなく、きちんと権力者側を監視することが必要なのだと説く。
    これはその通りだ。
    どうしても日本人は受け身だ。そして、上が考える事に従う忠誠心が良しとする文化があるのも事実。
    上は正しい判断をするはずだという幻想を抱いているのも日本人ならでは。
    (だからお花畑感が出てしまう)
    ある意味で「思考停止」なのだ。
    何かあれば上のせいにすればいい。
    新しい上が来れば、その人が新しくただしい判断をしてくれるはずだ。
    つまり上が入れ替わって、我々はその時々の上に従えばいい。
    それって完全に考えることを放棄しているような気がする。
    日本は日本で本当に素晴らしい文化もあるし、独特の思考回路もある。
    しかし、権力を握る上を、我々は監視し、我々の自由を手に入れるのだ、という発想は乏しいと思う。
    そもそも日本では、多少不自由でもそこそこで十分という感覚もある。
    清貧を善しとする文化もある。
    「権力を監視する」
    これだけグローバルレベルでGAFAが席巻をしている。
    そのまま受け身でいることが、非常に危険だという警戒感を持った方がいい。
    国内だけの国内での上の考え方なら受け身でよかったのかもしれない。
    しかし、GAFA含めて世界のルールを決めているのは日本国外の状況だ。
    我々が搾取されないためには、正しい知識を持って、権力を監視しなければならない。
    それでないと我々の自由はどんどんと浸食されてしまうのだ。
    もっと危機感を持った方がいい。そういうことだ。
    (2021/7/23)
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    投稿日:2021.08.01

  • ezamax

    ezamax

    全ての人にとって、真のフェアを実現させるためには、アルゴリズムを活用しながら、一人一人が特定のアルゴリズムに依存せず、自分がフェアと思うアルゴリズムを選択していくことが重要。

    ポイント
    ・人間をある方向に導くための4つの方法
     規範、法律、マーケット、アーキテクチャ
    ・ゲッペルスのラジオに相当するものが、今のYouTube
    →無意識に動画を見続ける恐れ、二匹目のドジョウを狙う投稿者による類似コンテンツの乱立
    ・パワーバランスの発明こそが、ブロックチェーンの真骨頂
    ・一隅を照らす、これ即ち国宝なり 最澄
    →自分の役割を楽観的に全うして人のために尽くすことは尊い
    ・有り難う→有ることが難しい
    →贈与と交換は多様性を内包する
    ・インターネットの歴史
    →第二の革命は、アップロード革命
    ・日本は和をもっと貴しとする文化
    →カウンターとの相克があって進化が生まれていくと言う考え方が苦手
    ・弁証法の発展の3段階 正反合
    ・2つの自由 free from liberty to
    ・マザーテレサ
     もしあなたが誰かを決めつけてしまったら、あなたは彼らを愛することはないでしょう
    ・アフリカの諺
     速く行きたいなら、1人で行きなさい。遠くへ行きたいなら、みんなで行きなさい。

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    投稿日:2021.06.29

  • 鴨田

    鴨田

    スラスラ読めます。第3章の
    ・中央集権で「不幸の最小化」を図る中国
    ・人間中心を根底に置くヨーロッパの自由観
    ・革命を含んでも自由を求めるアメリカ
    ・IT六国の最先端を走るエストニア
    の比較がわかりやすい。続きを読む

    投稿日:2021.05.16

  • deki0958

    deki0958

    このレビューはネタバレを含みます

    「アルゴリズム」
    は優越を決めるもの
    「フェアネス」
    は公平・公正ということ
    今は無意識にいろいろなものに誘導されます。
    YouTubeの動画然りGoogleの検索然り。
    そこに恣意的なフェイクが差し込まれたら…
    アルゴリズムにフェアネスが欠かせないと言うことはよくわかると思います。

    「信用スコア」
    日本人は点数をつけて差別すると言う感覚になるかもしれません。
    ただこれまでもありましたよね。
    ブラックリストとか。
    それをもう少し全体に広げてもう少し公平にした感じやと思います。
    僕はフェアなスコア方法で評価してもらえるならその方が良いと考えます。

    「自分の能力を最大限に発揮すること」
    「主観的ながら世の中の役に立つこと」
    能力のある人は生活に困らない収入を得ることができます。
    マズローではないですが生命の安全安心と言った物質的欲求が満たされると精神的欲求に進みます。
    自己実現したい、社会に認められたいという欲求に繋がると社会を良くしたいという良いサイクルが回ります。
    これがノブレスオブリージュに繋がるんですね。

    「ネットワーク外部経済性」
    僕はよくデファクトスタンダードになってるという言葉をよく使うんですが「みんなが使うから当たり前になる」ってほんまに強いですよね。
    特にコミュニケーションツールで言うとLINEは日本では最強やと思います。
    家族間の連絡はほとんどLINEですもんね。

    「オープンソース」
    知識・情報は交換されるたびに新しい価値を生み出しどれだけ速く行なうか、回数をどれだけ増やすかによって、より高度に発展する可能性が高くなります。
    それが可能になるのがLinuxのようなオープンソースとのことです。
    集合知が概ね正しいのと近いかもしれません。

    「一隅を照らす、これ則ち国宝なり」とは、比叡山を開いた伝教大師・最澄の言葉。
    「一隅」とは、自分のいる場所を指します。
    まずは自分が輝いて周りを照らす。
    フェアネスを追求すると言うことはそう言うことなのかもしれません。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.02.10

  • TOYOYO

    TOYOYO

    タイトルに惹かれて読んでみたものの・・・
    鮮度の落ちたWEB周辺の一般化している話題を集めただけという感じです。
    せめて視座や考察に期待も、やはり凡庸でありきたりでした。

    まあ240頁程度で、テーマの周辺の読みやすい入門書ということであれば、それなりにまとまっているかなと思い、大オマケの★4です続きを読む

    投稿日:2021.01.22

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