中高年ひきこもり

斎藤環 / 幻冬舎新書
(6件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • tsukasa26

    tsukasa26

    自殺既遂きすい 彼等の自己愛は「プライドは高いが自信がない」という歪さを持っています。この時彼等のプライドは、理想とはかけ離れてしまった自分自身を批判することによって、辛うじて担保されます。このような、自己批判の形を取った自己愛を、私は「自傷的自己愛」と呼んでいます。 「仲の良いお友達のお子さんを預かっているような感じ」で我が子に接しているそうです。理想的な距離感を上手く言い表した言葉だと感心しました。 「欲望は他者の欲望」 「割れ窓」理論 抑圧も受容もしない「拒否」という選択肢があるのです かこん禍根 かなり先駆的な内容だったと言えるでしょう スティグマ(烙印) その概念を換骨奪胎し 時として凡百の治療を凌駕する成果を齎し得るということ 一つの新しい潮流が生まれつつあります 恰もオマケや副産物のようにして ダイアローグ(対話) モノローグ(独白) 動かし難い結論が先にあることから生じる無力感が原因だった 紋切り型のフェイクニュース 「社会の成熟度と個人の成熟度は反比例する」 謂わば「若者の高齢化」という語義矛盾のようなことが起きているわけです ネオテニー(幼形成熟)的な人物が人気を博す社会 せんえん遷延化 未成熟化の帰結としての非社会性 生産性の有無で人の価値を判断するという発想は 社会は常に「無為で怠惰(に見える)二割」を必要としている 白眼視 8050問題 緻密な校閲で迅速な仕上げ続きを読む

    投稿日:2020.08.14

  • negatebu14

    negatebu14

    「語り起こし」というだけあって読みやすい文章でしたね。本人が書いているわけではなく、喋っている言葉をライターさんが編集して?本にしているわけだから…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、川崎の事件でまた注目されつつある「ひきこもり」という現象ですが…中高年のひきこもりは大量に居るそうですよ! なんかテレビでもひきこもり特集とか言って、元ひきこもりの人にインタビューとかしているのを観たことがあるような…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    あとがきでの著者の言葉が一番良かったですね! ひきこもりを予防する、まずはそういった考え方から脱却するべきだと…時と場合によっては引きこもってもいいんだよ、そういう社会の方が著者は引きこもりは激減する、とおっしゃっていましたな。確かにそうかもしれません! 引きこもりを異常者扱いするからこそ、ますます当人は委縮して社会に出てこれなくなるみたいな…そういった悪しきサイクルにハマる側面はあるかもしれないですね!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    というわけで…社会が成熟化したからこそ、モラトリアムの期間が長くなって引きこもりが増える…そんな著者の分析には頷ける僕なのでした…。

    実際に社会に出ている人だって「本当に大人か?」と言えるような人物いらっしゃいますからね。だから、引きこもりの方もそうビビらなくてもいいかと…思いますよね。そんな人でさえ働いているんだ、という感じで軽く流しておけばいいかと存じます。

    さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー
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    投稿日:2020.07.14

  • joujimu

    joujimu

    安心して引きこもれる環境を作ると、人は「そろそろ外に出ようかな」という気になる、ということでしょうか。確かに余裕がないと現状維持を望みがち。しかし、語り起こしで作ったんですね、この本。

    投稿日:2020.05.11

  • nobuimamura

    nobuimamura

    「ひきこり」問題をクローズアップした著者の新刊。最初の著書の20年ぶりの新装版らしいが、最初の著書と社会の状況も筆者の立ち位置も変わり、20年前、いや10年前でも、には想像すらしない状況になった。以前は「ひきこもり」は若者の問題であったが、今は8050問題にも指摘されているように中高年の問題であり、また、それは若い時から続いているだけでなく、一旦社会に出てから引きこもっている例も増えている状況が明らかになった。著者はラカンへの言及など少しわかりにくい部分もあったが、ODへの関りなど対話を重視する流れとなり、本書も一般向けとはいえ、誰でもわかりやすい内容となり、著者の内容も一般向けになった印象。具体的な対処法も記載され実践的な好著である。この分野に関わる入門書としても使えると思われた。続きを読む

    投稿日:2020.05.03

  • takeshishimizu

    takeshishimizu

    同じ著者の「社会的ひきこもり」を読んでいた。その後、8050問題などと騒がれているので、ひきこもりの高年齢化についても知っておきたかった。果たして現状は何となくわかった。問題点も浮かび上がってきた。さて、親の対処の仕方である。そこが最も興味がある。何しろ、我が家でも同じ状況が起こらないでもないからである。長男は中学で不登校気味に。内部進学ができず、他の高校を受験。入学して1ヶ月も経たずに家出。そして退学。通信制の高校へ編入。一浪して、現在は私立大理系1人暮らし。まあ、1人暮らしをしているので、もう我が家にもどってのひきこもりはないかも知れない。下の娘は順調に地元公立大へ。さてさて、バイトを始めて1ヶ月もしないうちにもう辞めると言い出している。どうなることやら。さあ、この親の対処の仕方だが、私には到底できそうにない。家庭内暴力はこれで必ず収まると言われても、実際にそういう場面に置かれたとき、あわてふためいて、そんな、「暴力は嫌だからしばらく家から離れる」とか「警察に連絡する」とかできる自信がない。社会問題としてとらえたとき、まあ、2割くらい働かない人がいてもいいのかなあ、と考えることはできそうだ。18歳で選挙権を持たせたわりに、若者というのが40歳くらいまで引き上げられているようだ。まあそれもそうだろう。私も50歳を過ぎて、両親の死に直面したことで、やっと大人になれたのかなあ、と最近思っているところだから。ふだんは手を出さない版元だけれど、本書は別格なので購入した。そうか、近いところでは、井上章一さんの本も買ったなあ。続きを読む

    投稿日:2020.02.25

  • 勝沼 悠

    勝沼 悠

     ひきこもり第一人者の精神科医が語る中高年ひきこもり。
     
     特に中高年ひきこもりに特化というよりはひきこもりについてその現状や対策や社会的な展望などが書かれている。もはやひきこもりは若者の現象ではないのだ。
     著者のスタンスは社会的ひきこもりというようにひきこもりかどうかの境は外に出ているかどうかではなく人とつながっているかどうか。なので働くということにそれほどこだわらない。家族や本人が外へつながっていく中で就労も見えてくる。このへんはかなり柔軟で、ひきこもりの大半は発達障害や精神障害でないとしながらも、そういった障害の支援を柔軟に活用していく。
     釈然としない部分もあるが、支援にはこういった柔軟な姿勢が大事なのだと思う。
    続きを読む

    投稿日:2020.02.16

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